とうとう「プロデュース101」の不正投票問題で、関係者に逮捕状が請求されました。
名物プロデューサーに警察が逮捕状を請求
ソウル中央地裁は、本日午前10時30分
詐欺・偽計による業務妨害などの容疑で「プロデュース101」の制作陣、アン・ジュンヨン プロデューサー(通称:アンPD)と、芸能事務所関係者ら3名に対し、拘束令状(逮捕状)が請求されたことを明らかにしました。
令状実質審査のため、スーツ姿で午前9時35分頃、裁判所に到着したアン容疑者は「投票操作を認めるのか?」との報道陣の問いに
誠実に答弁する。
とだけ回答し、法廷に向かいました。なお、拘束の可否については、早ければ本日中に決定が下される予定です。
今回のMnetアイドルオーディション番組内で起こった、ねつ造騒動について、専門家からは
「オーディション番組に投影された欲望が招いた事態」として、番組出演者同士の争い、短期間でアイドルとして成功させ、収益を得なければ、という制作の立場、加えて「国民プロデューサー」と呼ばれる視聴者参加型なことも影響し、結局、そのようなコンセプトを提供した番組自体に問題があった。視聴者に夢や希望を与えた初期のオーディション番組とは違い、出演者の競争ばかりがクローズアップされ、自分が支持する人物が、スターに育つ過程と、競争や結果にばかり注目した状況が招いた結果
と分析しています。
なお、純粋にアイドルになることを夢見て参加した練習生の順位を、意図的に番組側が操作した行為は「就職詐欺」にあたると非難されています。