「プロデュース101」アンPDシーズン3、4のねつ造理由「Wanna One成功のプレッシャーが大きかった」

「プロデュース101」で逮捕されたアンPDが、シーズン3以降、ほぼ全順位を自分の意図するままに操作し始めた理由として、Wanna Oneの成功を挙げていることが明らかになりました。

シーズン2から誕生し、大ヒットした「Wanna One」

順位操作を始めた理由「Wanna One成功のプレッシャー」

「プロデュース101」ねつ造で起訴された番組スタッフ関係者らが取り調べで

前シーズンの成功に対する負担が大きく、後続番組の投票操作拡大へと繋がった。

と、供述していることが明らかになりました。

「プロデュース101」に関する検察の控訴状には、番組制作に携わった関係者らが、詐欺、業務妨害、背任収賄、請託禁止法違反などの容疑でそれぞれ起訴されており、特に中心的にねつ造に関与したとされるアンPDこと、アン・ジュンヨン容疑者(40)、キムCPらは、シーズン3、4、にあたる、IZ*ONEやX1のメンバーの結果をほぼ意図的に操作していたことが分かり、その理由について

プレッシャー

を理由に挙げていることが明らかになっています。

「プロデュース101」では、シーズン1のI.O.Iもガールズグループとして成功をおさめ、続くシーズン2から誕生したWanna Oneは、K-POPアイドル全体で見ても大ヒットの成績を収めたことで、それ以降のシーズンから誕生するアイドルグループに対し「彼らに匹敵する」成功をさせなけばならない、というプレッシャーが大きかった。とし、特にアン容疑者は2シーズンの成功を経て、CJ ENM社内で会社の収益増大などに大きく貢献した功労を認められ、主要人材として「特別インセンティブ」まで受けています。

この供述から、シーズン3、4に関しては、ほぼ全投票をアン容疑者の想定するグループコンセプトに合わせ、意図的に操作していたことが明らかになっています。控訴状によるとアン容疑者は

<IZ*ONE>

シーズン3を準備中、事前に決めておいたコンセプトに合わないと考えた練習生が上位圏に含まれると、生放送の投票結果に関係なく、最終メンバーをあらかじめ決めておくことにした。

<X1>

シーズン4では、契約期間がこれまでの最長の5年であり、特に同じ男性グループであるWanna Oneの成功と比較されることを憂慮し、全体操作を実行した。

「プレッシャー」理由は通らない可能性

ただ、アン容疑者の「プレッシャー」という精神的苦痛から行った、という供述は、信憑性が薄いと判断される見通しで、理由としては、共に起訴された各芸能事務所関係者らから、シーズン3、4放送あたりで、高額な接待を受けていた裏付けが取れたことにあります。順位操作に関わった本当の理由は、単に一部の芸能事務所関係者らとの「私的な関係性」が大きく影響しているとみなさる可能性が高いと言われています。