インパクトのある予告映像で、視聴者の注目を集めていたMBC「PD手帳」が、Mnetのアイドルオーディション番組を内情を特集した番組を放送しました。
「アイドル学校」練習生の訴え
Mnetのアイドルオーディション番組を巡る疑惑を特集した「PD手帳」の内容が波紋を広げています。
15日に放送された「PD手帳」は視聴率5.1%を記録し、最高視聴率となりました。「PD手帳」はMnetのアイドルオーディション番組に携わった、制作スタッフや、練習生らにインタビューする形で進行され、、一部の練習生を優遇していた問題や、Mnetと一部の練習生が所属する芸能事務所との癒着疑惑などを指摘しています。
特に注目されたのは、ほとんどの取材相手が素性や顔出しNGだったのに対し、「アイドル学校」に出演したイ・ヘインは顔も実名も公開した状態で、「アイドル学校」が行った「3000人オーディションは撮影のためのパフォーマンスだった」として、本選出場者が実はあの場にいなかったこと(行かなくても合格していた)を暴露し、はっきりと
「3000人オーディションはどうだった?」と聞けば、誰もが答えられないだろう。だってオーディションを受けていないから
と証言し、波紋を広げています。
また、別の出演者は
撮影現場の雰囲気はめちゃくちゃだった。お腹が空いて泣いたり、窓を割って脱出しようとした子もいる。下血が2ヵ月も続き、生理が来なかった子もいる。
と、かなりのストレスを受け、さらに環境は最悪な状態だったことを訴えました。
これに対し、「アイドル学校」の制作スタッフは
「ご飯をくれなかった」と言うが、給食所があった。ご飯を食べ過ぎて逆に太ったのを心配したほどだった。
と反論した内容を放送しています。
「プロデュース X 101」練習生の訴え
「プデュX」元練習生はこう訴えた。
初公演の「初代センター」が途中で変更された。
練習生により、初代センターを選んでいたが、制作スタッフが突然「(国民プロデューサーによる)投票方式に変更し、センターが変更になった。
と訴え、ほかにも
制作スタッフが一部の練習生にのみ、事前にミッション曲を流布していた。
と主張した。
また、デビュー組はすでに内定されていた。と主張する練習生の発言までをも放送し、参加練習生と契約をしておきながら「放置された」と主張しています。
なお、この「PD手帳」の放送内容は、すぐに世間の話題となり、視聴者(投票参加者)で構成された「真相究明委員会」が、各練習生の実際の獲得票数が分かるデータ資料を情報公開するよう、求めることを発表しています。