【TRCNG】メンバー2人がTSエンタ事務所代表・振付師らを児童虐待で刑事告訴

ボーイズグループTRCNGのメンバー、ウヨプとテソンが、所属事務所TSエンターテイメント関係者に対し、専属契約解約の通知と、児童虐待で告訴したことを明らかにしました。

TRCNG

TRCNG 2メンバーが所属事務所を相手に告訴と訴訟を発表

ウヨプとテソンの法廷代理人は

11月4日、TSエンターテインメントに内容証明を送り、専属契約の解約通知ならびに、パク理事のほか2人を、常習児童虐待、特殊暴行致傷などの疑いで11月12日、ソウル地方警察庁に告訴状を提出した。

と発表しました。

TSエンターテイメントは故キム・テソン代表による設立された会社だったが、キム元代表の死後、代表取締役の席が空席であることを理由に、精算義務の不履行など、所属芸能人のほとんどが専属契約紛争を起こしている。

社員に対する給与未払いなど、労働基準法違反で刑事手続きが今も進行中である他、数億ウォンにのぼる国税が滞納されており、専属契約の前提であるはずの「会社の人的·物的資源の不在」という重大な事情変更が発生している。

実際に、TRCNGは2枚目のアルバム発売後、3枚目のアルバム発売まで1年7ヵ月あまりの空白期間を要し、特に3枚目では、会社の資金事情の悪化で、音源発売後、CD発売まで4ヵ月あまりの期間がかかってしまった。

代理人は「最長9年、という長期契約期間で、契約成立当時、当事者が予見できなかった著しい事情の変更が発生した状態で、契約内容の拘束力を認めるならば、メンバーの将来の信義誠実の原則に著しく反する結果が発生することが予想され、このような場合、最高裁判所は契約遵守の原則の例外として事情変更による契約解除を認めている。」と訴えています。

また、今回訴訟を起こした2人のメンバーによると、TSエンターテインメントの振付けは眠ることも認めない過酷な振付練習を強要し、よって2人のメンバーは往復2~3時間の距離の学校すらまともに歩けなかったほど。結局、2年生時に学校を退学し、他の学校に再入学して同年輩よりも2年遅れて高校2年生に在学している。

そして、ゲームにかこつけて「殴られる」ことも多く、常習的に暴行されていただけでなく、ダンス練習中に負傷しても、会社からは何の措置もしてもらえず、メンバーたちは自ら病院の救急室に行って治療を受けたりもした。メンバーに常習的に悪態をつき、宿所生活をさせながらも、食事を提供しないだけでなく、水道・電気料金などの未納により断水や断電が頻発しても放置されていた。保護者が乗り出して直したり、買い換えたりしなければならないなどの状況が続いた。

振付け師から日常的な暴力

特にウヨプの場合、今年6月10日、夜8時頃、振付練習中、振り付けチーム長から鉄製椅子などで暴行を受け、全2週間の治療を要する怪我を負っている。会社は治療や何の措置も取ってくれず、1人で大学病院の救急室に行って治療を受けただけでなく、ウヨプは1人で2日間、救急室を往復して治療を続け、高熱で別の病院に入院をすることになっても、会社これにも何の措置も取ってくれななかった。ウヨプはまた、会社の別の社員から120万ウォンにおよぶ、金銭をだまし取られたことも主張している。

テソンの場合、練習生時代から最近までずっとリーダーという理由から、1人叱られ、殴られたりすることが多かった。また、彼はウヨプが暴行被害を受けた現場を見た、目撃者でもある。

このように、同僚メンバーが会社の社員から暴行を受けたにもかかわらず、会社が再発防止どころか、治療も放置して、暴行犯を擁護する状況では、今後も同様の事案が起こる不安から、会社への信頼を失い、これ以上会社にいられないとの判断に至った。