個人情報入手の共犯は「住民センター」の社会服務要員
MBC「ニュースデスク」が、性的違法映像を制作し、メッセージアプリ「テレグラム」に流布した性犯罪事件、「N番部屋事件」の主犯であるチョ・ジュビン容疑者が、現役活動中の有名ガールズグループのメンバー、俳優、アナウンサーなどの個人情報を入手できた方法を報じました。
「ニュースデスク」は単独スクープとして
チョ・ジュビン容疑者に協力した社会服務要員が、未成年者や有名芸能人、政治家まで、犯罪対象者の個人情報を盗み取る役割を果たしていた。有名ガールグループのメンバー、俳優、アナウンサーなども、この個人情報流出の被害に遭っていたことが確認された。
と報じました。
報道によると、ソウル松坡区のある「住民センター」で社会服務要員として勤務していたチェ容疑者が、昨年3月~6月まで「住民センター」のシステムから流出した17人の個人情報をチョ・ジュビンに渡していたことで逮捕されており、この中には、現役活動中のガールズグループのメンバーが複数含まれていることを報じています。
チェ容疑者は容疑に対し
普段、関心のあるガールズグループのメンバーたちを好奇心で照会した。
と供述していると言います。
この方法で容疑者らは、ターゲットにした人物の個人情報を入手し、詐欺や脅迫など、犯罪を企てていたとして、今後、より捜査を進めていく予定だと伝えています。
現在、チョ・ジュビン容疑者には、児童青少年保護法違反(児童わいせつ物制作)や、強制わいせつ罪、脅迫・強要・詐欺、個人情報保護法違反(個人情報提供)、性的暴力処罰法違反(カメラなどの利用撮影)など、14件もの容疑が適用されています。
被害者の一部情報を公開し本人特定が可能に?批判殺到
元・社会服務要員の逮捕を受けて、容疑者が勤務していたとされるソウル松坡区「住民センター」が、情報流出した可能性のある住民の、生年月日、住所、性別、名前の一部を公開し、波紋を広げています。
これでは本人を特定することも容易だとして、誰がチョ・ジュビン容疑者に脅されていたかも分かり、二次被害だと批判が殺到しています。