「プロデュース101」名物PDに実刑判決
29日、ソウル中央地裁は、詐欺容疑などで裁判中だったアン・ジュンヨンPDに対し、懲役2年、追徴金3700万ウォンを言い渡しました。また、一緒に起訴されていた、キム・ヨンボムCPには、懲役1年8ヵ月を言い渡しました。
アンPDは、「プロデュース101」の番組投票の票操作など、公訴事実をすべて認めながらも
個人の私欲を満たそうとしたり、不正請託ではない
と重ねて主張、また、一部の練習生の芸能事務所関係者らとの飲み会は認めたものの、あくまで「親睦会」だったとして
特定の練習生への「恩恵」は全くなかった。
と、接待による一部練習生への優遇対応は無かった、と強調しました。
ただ「国民プロデューサーの投票でデビューメンバーが決まる」という番組趣旨とは異なり、練習生たちの得票数を意図的に操作したことについては
<アンPD>
深く反省している。傷ついた全ての方々に謝罪できず、苦痛だった。本当に申し訳ない。
私は自分を騙した。過程はどうあれ、結果が良ければ練習生とスタッフの努力が無駄にならないと考えた自分自身が、とても情けなく、恨めしい。正義を欠いた過程で得た結果は、結局、崩れることになるという真理を胸に刻んで、生きていきたい。
<キムCP>
私によって、傷ついた国民と練習生、そして汚名を着せられた会社と先輩・後輩、同僚たちに心から謝罪したい。
と、頭を下げ、謝罪の言葉を述べました。
控訴か?このまま判決受け入れか?
昨年7月に終了した「プロデュース X 101」は、視聴者投票数が特定数の倍数であることが分かり、捏造論議が起こりました。制作の責任スタッフだった、アンPDとキムCPは詐欺の共犯容疑、偽造集計による業務妨害の共犯容疑、背任収賄の疑いなどで起訴されていました。
アンPD、キムCPらが今後、この判決を不服として、控訴の意思を示すのか、あるいは反省や謝罪の意思を明らかにしたように、このまま刑罰を受け入れるのか?に注目が集まっています。