サンプリングパックには名前が記載されていると反論記事
Dispatchが、SUGAのソロ曲における、ジム・ジョーンズのスピーチ・サンプリングについて、BigHitエンターテイメント側が公式に釈明した、「演説者が誰かは知らなかった」とする説明に疑問を呈する記事を掲載しました。
Dispatchの記事(抜粋)
ミックステープに誰かのスピーチなどを使用したい場合、無断で使用することはできないため、通常ミュージシャンたちは「Splice(サンプルプラットフォーム)」を使って、使用可能な音源を検索する。
世界中のプロデューサーが最も活発にサンプリングを登録・販売している場所で、簡単に言えば「サンプリングのデパート」
最初にキーワード検索をしたが、ジム・ジョーンズのスピーチは出て来なかった。続いて、「religion(宗教)」というカテゴリーで探してみた、すると、2件のサンプリングパックがヒットし、この1つ目のパック「Vintage Vocals: Twisted Religion」の中の52番(5秒)と96番(6秒)が、まさに今回、「어떻게 생각해 ? (What do you think?) 」で使用されたジム・ジョーンズの肉声そのものだった。
これは偶然なのだろうか?
我々はBigHit側に再度、「サンプリングサイトの検索」について質問した。しかし、回答はノーコメントだった。
ここで疑問が、「Agust D」のメインプロデューサーでもある、SUGAはジム・ジョーンズのスピーチだったことを知らなかったのだろうか?
公式発表では「担当したプロデューサーはジム・ジョーンズの存在を認知できなかった。不適切なサンプリングだとは知らなかった。」と釈明していたが、ところが、そもそもこのサンプリングパックのタイトル自体が「Twisted Religion(インチキ宗教)」なのだ、もちろん、ファイルのタイトルには演説者である「ジム・ジョーンズ」の名前も入っている。
また、このサンプルパックの説明文には「悪名高いインチキ教祖ジム・ジョーンズなどによる、様々な演説、説教、集会、公演などで構成されている」と内容が明記されている。