80万人が欲した集会チケット、当日はガラガラに
米国、ドナルド・トランプ大統領が20日夜(現地時間)、オクラホマ州タルサで開催した集会に、事前に配布した無料チケットは売れていたものの、実際に当日、会場に多くの人(チケット保持者の3分の2)が現れなかったことが話題になっています。
この件に関しで、米メディアは
10代のTikTokユーザーとK-POPファンは、欠席する前提で大量のチケットをオンラインで予約することで、実際の参加者を減らすよう動いた。このことで、トランプ大統領の大統領選遊説に、1万9000席の会場規模に対し、3分1ほどしか席が埋まらなかった。
当初、トランプ陣営側は事前申し込み者の数が「80万人を超えた」と伝え、トランプ大統領自身も「100万人が遊説チケットを要請している」と人気ぶりに喜びのコメントを掲載していました。しかし、実際にイベント当日の会場2階以上はガラガラで、予定されていた野外での遊説も、あまりに参加者が少なかったことから、急遽キャンセルされました。このような状況にトランプは激怒した。
K-POPファンらの「NO SHOW」運動と報道
トランプ陣営が11日、集会のチケットを申し込むよう支持者に呼びかける投稿を行うと、その後、K-POPファンなどが
集会の参加登録のみ行い、実際には欠席するように
と拡散するツイートを行っていたことが話題になっています。また、TikTokの動画でも同様の呼びかけが行われ、数十万回再生された動画もあると、CNNが報じています。
他の米メディアも
トランプ大統領の「タルサ遊説」興行が惨敗を記録したのは、K-POPファンなどの「NO SHOW(予約したにもかかわらず、連絡なしに来ない人)」などの動きが働いた。
と報じています。しかし、トランプ陣営側はこのような各メディアの報道に
そのような証拠はない。
と反論しています。
米国では最近、黒人人種差別への運動でも、K-POPファンの団結力が報じられており、K-POPファンはSNSを通じて、世界中に幅広いネットワークを構成していることで「Black Lives Matter」運動でも、その存在感を世界に発揮していると話題になっています。