故ク・ハラの元恋人に二審で実刑判決(違法撮影認められず兄が悔しさ吐露)

ク・ハラの実兄、ク・ホイン氏

ク・ハラ元恋人の控訴審判決に、実兄が悔しさ吐露

故ク・ハラの実兄が、妹の元交際相手、チェ・ジョンボムの二審判決を受けて、「残念」との気持ちを示しました。

ソウル中央地裁が本日、チェ被告の控訴審判決を行い、懲役1年6か月、執行猶予3年とした一審判決を破棄し、懲役1年の実刑判決を言い渡しました。

ハラの実兄、ク・ホイン氏はこの判決に

被告は1審の裁判の途中、実刑を避けるため、裁判所内でだけ反省するという偽善的な態度を取った。このため、1審では実刑ではなく、執行猶予の判決を受けたにもかかわらず反省するどころか、自身の開業パーティーを華やかに開催し、Instagramにも載せていた。

私は1審判決以降、非常に大きな衝撃を受け、精神的な苦痛で、うつ病や精神科治療を受けていた。特に、恐慌障害がひどく、薬を飲まなければ眠れないほどで、兄として、とうてい受け入れることができない。

今回の控訴審で実刑判決が出たことで、家族の無念さが少しでも解消され、慰めになったが、控訴審の判決を通じても、違法撮影容疑に対しては「無罪判決」を受けており、量刑も1年だけ言い渡されたことは、家族としては無念で悔しい。

被告は妹の意思に反して無断で撮影し、一審裁判の間、一貫して「同意の元で写真撮影が行われた」と供述、裁判でも一審と同様、恋人だった上、被害者が「シャッター音を聞いても制止せず、写真も確認したにもかかわらず、削除もしなかった」との理由で、同意の下で撮影された、と断定されている。

違法撮影は、回復できない深刻な精神的被害を受けかねない被害者の立場をまったく考慮していない。家族として、今回の控訴判決のうち、違法撮影に関連した判決に対しては、深い遺憾の意を表す。

と、無断撮影に関する判決への不満をあらわにしました。

違法無断撮影については、控訴審でも否定

<事件概要>

チェ容疑者は2018年8月、ク・ハラさんの身体の一部を撮影した。また、同年9月、ク・ハラさんと喧嘩中に打撲傷を負わせ、その後「性行為の動画を流布する」と脅迫し、脅迫などの罪で起訴された。一審では、脅迫、強要、傷害、器物損壊などの罪は有罪を認めたものの、ク・ハラさんの身体を無断で撮影したことについては、無罪として、執行猶予判決となっていた。

今回の控訴審でも、検察側はチェ被告がク・ハラさんの意思に反して写真を撮影したと主張したのに対し、被告側は、あくまで一審同様「同意を得た」と主張を繰り返した。