故ク・ハラの父・母・兄が20年以上ぶり「3者対面」も解決せず(兄・父が母親を相手に提訴)

法廷に入る兄

20数年ぶりにハラの父・母・兄が顔を合わせる

ク・ハラの実兄、ホインさんが起こした、実母に対する裁判が行われ、父、母、兄が20年以上ぶりに一堂に会していたことが明らかになりました。

光州家庭裁判所は今月9日、ク・ハラの実兄、ク・ホイン氏が実母(ソン氏)を相手取って提起した「相続財産分割審判請求訴訟」の3回目の審問期日を開き、そこには実父も来ていたことで、皮肉にも(娘・妹)ハラにまつわる家族間訴訟で、家族が20数年ぶりに顔を合わせことになります。

この訴訟は、今年2月に訴状が受理されて以降、今年7月と8月にそれぞれ1回ずつ、審問期日が開かれて来ましたが、これまでの2回とも兄側は出席していたものの、ソン氏(母親)は出席しておらず、弁護人のみが裁判に臨んで来ました。

しかし、裁判所側からは解決に向け、当初から「法とは関係なく、家族で直接会って話をし、誤解を解いて、お互いが譲歩や謝罪することが、家族としての当然の義務だろう。家族3人で対話する時間を設けるように」と

家族同士で話し合えば良い。

との、意見が出たことから、3人が法廷に姿を現すようになりました。

しかし、顔を合わせたものの、それほど進行時間は長くなかったとされ、現場には一部マスコミが集まり、一堂に会した家族の様子を取材しようと試みましたが、法廷を去る家族らは、みな心境を明かさず、また、母親にいたっては、取材陣を避けるかのように、裁判所を静かに去っていたことも報じられています。

(KARA)ジヨンの父

兄側は母親が保護者としての責任を果たして来なかったと主張

実兄側は

実母はク・ハラが9歳の時に家を出たため、ハラの財産を望む資格はない。実父は、ハラの養育費や生活費を負担することはもちろん、歌手デビューして「韓流スター」として成功するまでに貢献して来たことは大きく、保護者として支援し、祖母とク・ハラの面倒を見てきた。しかし、ハラが生きている間も、何の役割も果たさなかった実母側が、このように無理な要求をしたことに対し、あまりにも大きな衝撃を受けており、結局、実母を相手取って「相続財産分割審判」を請求することになった。

自分の相続分を主張するよりは、ハラに対する深い哀悼の意を表すと共に、相続分を放棄することが望ましい。

また、兄側は母親がク・ハラの財産贈与に寄与した部分(が無いこと)を立証するため、証人尋問を選択し

KARAで同僚メンバーだった、カン・ジヨンの父親

ハラを実の妹のように可愛がってくれていた友人A氏

幼い頃からハラの成長を見守って来てくれた叔母

ら、3人を証人としています。特にジヨンの父親には「未成年であった妹の歌手デビューの際、世話を父親がして来た証人として、来てもらった」と明かしています。

一方の母親側は

遺産相続を主張するようになった理由は、自分の実姉のためであり、家を出たのは浮気をしたからではなく、生きるためだった。また、2017年まで子供たちに連絡を取らなかった理由は「経済的に苦しく、体調も悪かったためで、それまでは出来なかった。」

と、音信不通だった理由を釈明しています。

ひとまず、3者対面が実現した今でも、家族間の葛藤は解決されておらず、さらに兄以外にも、父親側も母親(元妻)を相手取って「養育費訴訟」を進めているとされ、今後もク・ハラの家族間の葛藤は法廷での争いが続く見通しです。