BigHit 上場初日の株価の流れ
本日9時、BTSが所属する芸能事務所として知られる、BigHitエンターテイメントが株式を上場しました。
27万でスタートした株価は、開始2分でいきなり急上昇、2分後には最高の35万1000に到達しました。ただ、この「大当たりの夢」はすぐに打ち切られ、ストップ高を記録した後は、価格が下がり続け、最終的に、取引開始価格よりも低い、25万8000で初日の取引を終えました。
<上場初日の流れ>
スタートは実に鮮やかだった。午前9時の取引開始から2分後に上げ幅(30.00%)まで急上昇、1株35万1000ウォンを一気に記録した。この時までは、過去、上場初日の取引終了までストップ高を保ち続けた「SKバイオファーム」「カカオゲームズ」と同じ道を華々しく歩むかに見えていたが
すぐに売り注文が出始め、ストップ高だった状態はその後、下落した。
取引開始から4時間後の午後1時16分には、取引開始価格(27万ウォン)を割り込んでしまった。BigHitの株価は午後も下げ幅を拡大し続け、取引開始直後より、4.44%安の25万8000ウォンで、最終的に取引を終えた。
特にこの動きは外国人投資家が20万7400株(593億4200万ウォン)を売り越したことで、下落を主導したと見られている。
ただ、当初の期待には及ばない成績だったものの、BigHitの株価は終値基準でも公募価格の13万5000ウォンの2倍近くの値上がりを記録し、時価総額は8兆7323億ウォンとなった。総合株価指数は32位にランクインしている。韓国3大事務所である、JYP、YG、SM、の合計時価総額(2兆7812億ウォン)を合わせた、3倍以上だ。
これにより、バン代表は1日で株式富豪になった。保有の1237万7337株(持分率34.74%)の価値は、約3兆1900億ウォンと集計され、財閥ドッドコムが集計した国内上場企業の株式財産順位(終値基準)に照らし合わせると、8位となる。
また、公募の過程でバン代表から1人、6万8385株ずつ贈与を受けたBTSメンバー7人も、それぞれの持分の価値が176億ウォンに達し、これは芸能人保有株式価値の中で、8位にあたる。
株価がジェットコースター状態になった背景
初日のBigHitの株価が、思ったほど伸びなかった背景について、投資業界では様々な見方が出ている。
BTSが売上げの90%近くを稼いでいる、という「偏った構造」が弱点として浮き彫りとなり、投資家に二の足を踏ませたという評価が多く、ある証券関係者は
エンターテインメント産業は浮き沈みが激しい。 JYP、YG、SMのようにシステムを通してアイドル育成が可能だということを証明してこそ、持続可能性が立証されるが、BigHitはまだその部分に疑問符がある。
公募株主請約で証拠金が58兆ウォンも集まったのには、短期的な「差益」を得ようとする、投資金がたくさん入って来たため。
と、すぐに売りに出された背景を分析した。
また、ファンの中には応援する形で購入した者もいるが、BigHit株購入者の平均取得価格で計算すると、終値基準で2644億ウォンが宙に消えており、個人投資家だけでも、2400億ウォン以上が購入されているため、結局、個人投資家らが大きな損失を被ったと見られている。
逆に、ストップ高(35万1000ウォン)時点でも、64万株以上が取り引きされており、外国人投資家や機関投資家らは公募で取得していた、BigHitの株を売るのに忙しかったことが伺える。