「社会的距離(ソーシャルディスタンス)」1段階引き下げ
韓国国内の新型コロナウイルスの防疫対策「社会的距離の確保(ソーシャルディスタンス)」が1段階 引き下げられ、歌手などの、オフライン・コンサート(観客動員)の可能性が開かれました。これによる、今後のK-POP業界の公演日程に、どのような影響を及ぼすのかに注目が集まっています。
都市部は8月19日から、非都市部は23日から、これまで約50日間に渡り「社会的距離の確保」が第2段階目の状態がずっと維持されて来た。この段階中は、室内なら50人以上、屋外なら100人以上の集会や、イベントなどが禁止されていたため、BTSを含む、オフラインコンサートの開催が事実上、不可能となっていた。
人気アイドルグループを除き、ほとんどの歌手はオンライン公演では収益が出にくかったため、これまでの50日間は歌手らにとって、まさに悪夢のような時間だった。こうした中、今月12日から「社会的距離」がやっと1段階、緩和され、萎縮していた歌謡界が、再び活気を取り戻しつつある。
開催を10日前に控え、突然の場所変更でキャンセルが増加70%のキャンセル発生で、「GMF 2020」が公演中止を発表今月24日、25日に開催を予定していた「Grand Mint Festival 2020(GMF)」が、開催場所を変更したことによる、購入者の大量払い戻しが発生し、結果として公演キャンセルを発表しました。主催社側が昨日夜、公式ホームページ上に今月24~25日の2日間行う予定だったGMFを取り消すことになった。場所移転後、既存の前売り券の70%近くが払い戻し要請され、現在もキャンセルが増え続けている。 オンライン生中継のチケットも申... 今年14年目の音楽祭「GMF 2020」70%の払い戻し発生で公演中止を決定(場所変更) - |
再び動き出した動員公演の実現、しかし、まだ慎重な声も
まず、今年初の動員型音楽フェスティバルとなるはずだった「グランド・ミント・フェスティバル2020(GMF)」は、これまで新型コロナウイルスの影響で、音楽フェスティバルが全て開催中止となっていた中、唯一、開催に意欲的で、44組ものアーティストが出演する大型イベントだった。
しかし、主催者側がチケット販売後、会場をオリンピック公園から、一山に変更すると、購入者からのキャンセルが相次ぎ、結果として、公演中止が発表されている。
また、何度も開催・延期、を繰り返した、人気番組「ミスター・トロット」の全国ツアーも、やっと30日の釜山を皮切りに、公演を本格的に再スタートさせる予定。当初は4月から始まる予定だったこのコンサートも、新型コロナウイルスの影響で、4回も延期が発表され、8月に一旦、ソウル公演を始めたものの、その直後に「社会的距離」が2段階に引き上げられたことで、これまで無期限延期状態となっていた。
今回の緩和で、再びファンと直接会える、オフライン公演が開催できるようになったため、一部の歌手らは、静かにコンサートの準備を再び始めているという。しかし、新型コロナウイルス自体は終息していないため、再拡散への憂慮も未だ存在していることで、歌謡関係者からは
オフライン公演ができるようになって幸いだが、まだ正直、開催には慎重になっている。この先が分からないため、公演の計画がなかなかまとまっていないのが現状。
ひとまず、状況が好転したという点については、安堵している。
と、コンサート計画は事前準備やチケット販売など、開催当日まで一定の期間が必要であることから、開催を決定した後、再び段階が引き上げられる可能性がまだ残っている以上、慎重になっている心境を明かしています。
来月、ソウル公演を予定防弾少年団がソウル公演の観客動員を断念BTS(防弾少年団)が、10月に予定されていた観客を動員した「オフライン」形式でのコンサートをキャンセルし、オンライン中継だけで進行することを発表しました。当初、防弾少年団側は、10月10日と11日の2日間、ソウルでオンライン上でのストリーミング視聴と、オフラインでの観客を動員したコンサートの同時進行を計画していました。しかし、新型コロナウイルスの拡散が長期化し、韓国国内の「ソーシャルディスタンス」防疫も1段階、上昇するなどの事態になったため、... 【防弾少年団】10月の観客動員コンサートの開催中止を発表(オンライン公演のみに) - |