議員の息子 問題児ラッパー「NO:EL」執行猶予中のカムバックに批判(未成年買春、飲酒運転身代わり、暴行)

NO:ELが掲載した、父親が掴みかかる画像

議員の息子「17歳ラッパー」、おぼっちゃまとはかけ離れた問題児

国会議員チャン・ジェウォンの息子として知られるラッパー「NO:EL(本名 チャン・ヨンジュン)」が度重なるスキャンダルにも自粛の様子を見せず、批判の声の中、本日(29日)カムバックを強行することが話題になっています。

「NO:EL」は議員の息子として、いわゆる「おぼっちゃま」のイメージとはかけ離れた行動・言動をこれまで起こしてきました。

2017年(当時17歳、名門校在学中)

Mnetのラップサバイバル番組「高等ラッパー」に出演、父親が現役議員ということもあって、注目される。しかし未成年にもかかわらず、SNSを通じて「買春を試みた」との疑惑が浮上、番組を降板する騒動を起こしています。その後、本人が好奇心から送ったことを認め「低俗な言葉を吐いたことに対し、心からお詫びする。」と謝罪、相手とは直接、会っていないことを主張していました。

同年、まだスキャンダルへの注目が冷めやらぬ中、今度はMnetのラップサバイバル番組「SHOW ME THE MONEY6」に出演。なぜ今、あえて出演したのか?について

未成年者でしてはいけないこと、してはならないことをたくさんした。とても恥ずかしく、消すことのできない過去だが、私の音楽に対する確信と情熱が確固たるもので、腐りたくない気持ちが大きかった。怖くても、大衆の前に出ることで、弁明するより、今後は過ちをおかさず、成長する姿をお見せしたい。

その後、2018年にインディゴミュージックと専属契約。

しかし、本格的にラッパーとして始動した後も、「病気じゃないか XX」など、他のラッパーに向けて汚い言葉を使ったり、父親を嘲笑うかのような画像を掲載し、議論が後を絶ちませんでした。

NO:EL、本日(29日)発売

飲酒運転身代わりに暴行、執行猶予中のカムバックに批判

2019年9月には、飲酒運転でバイクと衝突する事故を起こしています。

当時の警察の飲酒測定では、NO:ELの血中アルコール濃度は「免許取り消し」に当たる数値でしたが、(事故後に現場に来た)知人のA氏を運転手に「身代わり」させようとしたことが大きな事件となりました。

この事件でNO:ELは、危険運転致傷、道路交通法違反(飲酒運転)、犯人逃避教唆、保険詐欺防止特別法違反など、複数の容疑で裁判にかけられ、昨年6月に1審で懲役1年6ヶ月、執行猶予2年、40時間の遵法運転講義の受講命令を言い渡されています。この飲酒運転では、母親(チャン・ジェウォン議員の妻)から何度も「見逃して欲しい」との連絡が被害者側にあったことも暴露されており、さらに批判が起きました。

さらに、この執行猶予期間中である今年2月、釜山で通行人に暴言と暴行を加えたとして書類送検されていましたが、今月、検察側が「公訴権なし(示談が成立?)」としています。

そんな、まだ執行猶予中で、今年また事件を起こしたNO:ELが、カムバックするとあって非難が集中すると、先週19日

僕を非難する人のほとんどが「대깨문(文在寅大統領支持者)」だ、彼らは人ではない、虫だ。

と、騒動とは関係ない、大統領の名前まで出し、さらに「虫」だと非難したことに、「成長する姿をお見せたい」と言った2017年から、全く成長していない姿に批判が集まっています。