SMが問題のユニット長を「懲戒処分」と発表
SMエンターテイメントの職員で、社内の「A&R(Artists and Repertoire、アーティストの発掘・契約・育成など、アーティストに合った楽曲の発掘・契約・制作)」を担当し、ユニット長まで務めていたA氏が、アーティストの楽曲提供において、自身の妻を無断で「作詞家」として参加させていたことが明らかとなり、波紋が広がっています。
この問題について、SMエンターテイメントが本日(6日)
最近、該当職員の不適切な業務進行が確認されたため、懲戒処分を下した。
と発表しました。
妻を「ゴースト作詞家」に?業界に蔓延る違法な著作権料 受領問題
問題となったのは、このA氏が、SM側に知らせず、妻が書いた歌詞を、EXO、BoA、ベッキョン、などの曲に無断採用しており、この妻が携わったSMアーティストの曲は、実に15曲ほどあるとのことです。また、この「作詞家」名を3つのほど使い分けていたことも指摘されています。
さらに明後日(8日)、SBSがこの問題を「ゴースト作家 問題」として特集放送する予定で、予告段階で
「それが知りたい」では、大手芸能事務所をはじめ、レコード会社などが密かに行っている違法な「共同著作権要求」問題について、具体的な情報提供を受け、取材に乗り出す。
放送では、音楽養成所などへの取材を経て、作詞家になる道として、制作した作品を、特定の人物が「制作者クレジット」に名前を加えることで、著作権料を違法に受けとっている疑惑なども提起。
実際は楽曲の制作能力もなく、参加もしていない人物が、著作権料を搾取し、作業費すら未払いのまま、被害に遭った人物からの連絡も求める。
「ゴースト作家」とは、実際には制作に携わっていない人物のことを指しており、にもかかわらず「著作権者」として、公式に登録している行為のことで、これが本当なら、著作権料を違法に受け取った疑惑まで浮上しています。