【今月の少女(LOONA)】親会社と日本企業との経営紛争 巻き込まれ、今も継続中(代表夫妻の株式騒動)

今月の少女

「今月の少女」親会社の経営紛争、今も続く

「今月の少女」の所属事務所、BlockBerryクリエイティブに関連した経営問題について、今も日本企業との紛争が続いていることが話題になっています。

この問題は、2017年に日本のIT企業「ドーナツ」社が、ポラリスエンターテインメント(BlockBerryの親会社)とオーディション育成アプリのため、ブランディング契約を結んだものの、これが円滑に進まなかったことから始まっています。

ポラリスとは、練習生志望者を集めたアカデミー(音楽塾)の、空間賃貸(ブランディング代行契約)を賃借する、というもので、保証金4億ウォンに加え、月1000万ウォンの代行手数料を支給する、という条件でした。

契約者はドーナツ、ポラリス、そして、イ・ジョンミョン氏(契約関連保証金 返還義務の連帯保証人)として、契約書には明示され、契約期間は2018年10月28日に終了しているものの、ドーナツ側は2019年、ポラリスを相手取って保証金返還訴訟を通じて、保証金と利子の返還を求め、これに勝訴しています。

しかし、ポラリスは判決にもかかわらず、現在まで保証金と利子の返還をしておらず、連帯保証人であるイ氏も「財産がない」との理由から責任を取っておらず、さらに裁判は続くことに。

「BlockBerry」名義だけの妻から、夫に戻すよう求める訴訟へ

これを受けて、ドーナツ側は契約時の連帯保証人であった、イ・ジョンミョン氏(ポラリスとBlockBerryの実質的な所有者)の金銭債権を保存するため、イ・ジョンミョン氏の妻で、現BlockBerryの代表取締役である、キム・ソンヘ氏が保有している株式を、イ・ジョンミョン氏名義に戻すよう、求める訴訟を起こします。

ドーナツが提起した訴状によると、イ・ジョンミョン氏は妻にBlockBerryの株式を名義信託したもので、株式の実質的な所有者は「イ・ジョンミョン氏にある」と主張しており

BlockBerry株主名簿上の、名義書換え手続きを履行し、実質的名義者である、イ氏に名義を変更することを求める。

この要求に対し、イ氏側は履行していない状況です。

ドーナツ側の要求が訴訟で認容された場合、キム・ソンヘ(妻)代表の持つ株式が、すべてイ・ジョンミョン氏の名義に転換されることになり、今月の少女の所属事務所である「BlockBerry」に、大きな影響が出るとの見方が強まっています。