NCTジェヒョンのファン「bubble」更新に不満の声
NCTのメンバー、ジェヒョンが有料プラットフォーム「DearU bubble」に投稿した画像について、購入しているファンから「誠意がない」と、内容に不満な意見を掲載したことが話題になっています。
「DearU bubble」はアーティストからプライベートメッセージが届く、有料のアイドルファンアプリで、月額4500ウォン(1人)、購入アーティスト数が増えると割引になるため、グループ内メンバーなど、複数のアーティストを購入している人も多いです。
ジェヒョンが投稿した画像は、美容院での無表情な自撮り画像で、この投稿は19日ぶりの更新でした。
このような有料コンテンツの「更新頻度」は以前から問題視されており、RedVelvetのジョイも1カ月間更新がなかったことで、ファンから不満の声が起こるなど、他アーティストの購入者からも不満の声は増えています。
更新頻度で「ファン愛」を評価する声も
アイドルとファンとをつなぐ、有料のファンプラットフォームは新たなK-POPの「未来産業」と言われていますが、それに伴い副作用もあらわれています。
同じ購読料なのに、応援するアイドルの事情、性格によって、メッセージや写真を送る頻度が千差万別であることや、ただでさえ忙しいアーティストを感情的に搾取している、との指摘も起きています。
また、更新頻度はアーティストごとに差が出るため、最近ではファンの間で「ランキング」される現象も起きています。
1カ月間の更新回数に応じて
どのメンバーが、ファンを大事にしているか?
と評価する論争まで起きています。
アーティストの性格で差、コロナでさらに仕事増?
料金は同じにもかかわらず、メンバーの性格によって更新頻度に差が出ることについて、SMエンターテインメント側は
アーティストには時々「bubble」の使用(更新)を勧めてはいるが、自発的で自由なファンとの対話に傍点を置いたサービスであるため、いちいち内容と回数まで関与することは難しい
また、そもそもアーティストごとに性格も違うため、全員に同じ方式で疎通を強要する点が問題との指摘があります。
コミュニケーションが得意なメンバーもいれば、ファンに対する感謝の気持ちはあっても、表現が下手なメンバーもいる。テヨン(少女時代)は以前、ファンとのライブ配信で「bubble」への負担感に言及したこともありました。
新型コロナウイルスを経て、ますます「アイドルの労働」が厳しくなったとの指摘も起きています。
有観客の公演が難しかった分、SNS、ライブ配信、有料アプリ、YouTubeなど、自主製作コンテンツが強化され、それに伴い、アイドルの労働時間の延長へと繋がった。
ファンの立場では良いかもしれないが、忙しいスケジュールを消化し、「bubble」も頻繁に送らなければならないアイドルの立場では、途方もない感情労働となる。
どのスターが送っていないか?を批判するのではなく、そもそもなぜ「親密感」という感情が有料化されたのかを省察する必要がある。
「疎通」にお金が介入し、義務化された時点で、果たしてそれは真の疎通なのか?