【BTS】ジョングク参加「Wカップカタール2022」性差別、人権問題で非難(12年改善なく批判ボイコット)

米国代表は「虹」の腕章を公開

BTSジョングク参加「Wカップ・カタール」性差別、人権問題批判

明後日(20日)からいよいよ開幕する、「2022 FIFAワールドカップ(2022 FIFA World Cup)カタール」について、主催国の思想に反発するため、人気歌手らが不参加を表明する事態となっています。

開会式には世界的人気歌手に出演をオファーしており、BTSのメンバー・ジョングクが出演することでも話題ですが、世界的ロックスター、ロッド・スチュワートは

実は、15カ月前に大金100万ドル(約1億4000万円)以上で「パフォーマンスしてくれ」とオファーがあった。

でも断ったよ、行くのは正しくない。イラン代表も武器を供給していることから欠場させるべきだ。

同じく米人気歌手デュア・リパも開会式でのパフォーマンスが噂されると

カタールが「ワールドカップ開催」を獲得した時に掲げた人権に関する公約をきちんと果たすまで、訪問はお預けにしておくわ

カタールについては、「同性愛は犯罪」「女性には限られた権利しかない(男性保護者からの許可がなければ、運転や外国にすら行けない)」ことが、性差別、人権問題との指摘が以前から起こっていました。

同性愛団体、人権擁護団体から非難

カタール大会のアンバサダーを務めるハリド・サルマン元カタール代表選手が

同性愛は精神の傷(damage in the mind)だ。

同性愛者の選手は、カタールの文化と法(同性愛は違法)を尊重するように

と堂々とインタビューに答え、さらに物議となっています。

実際にカタール国内では、警察による同性愛者への暴行などが多数報告されており、同性愛を支持する団体が「カタールワールドカップ」へのボイコットを宣言し、米国サッカー協会はLGBTQ(虹がシンボル)を応援する意味で「虹」のロゴ腕章を公開しています。イギリス、ドイツ、オランダ代表チームも同様の計画があることを明かしています。

また他にも、人権擁護団体からは、カタールにおける労働者層の環境について「悲惨、まるで現代の奴隷」と非難声明。ワールドカップ開催に向けた巨大建設プロジェクトの過程でも、労働者が多数死亡していることを糾弾しています。

猛暑の中での低賃金、長時間労働、ミスをした際の罰金制、食料の制限、外国人労働者はパスポート取り上げ(法外拘束)など。2010年~2020年までにカタールでは少なくとも6500人の外国人労働者が死亡。この数字は一部の国のデータが含まれておらず、実際にはもっと多くの命が失われている可能性

開催国決定から12年、改善せず

FIFAがカタールを開催国として選出したのは2010年12月ですが

カタールの状況改善はまったく不十分。改善が遅すぎる上に、大きな欠陥もある。

また、FIFA前会長のゼップ・ブラッター氏も

(開催国としてカタールを選んだのは)間違いだった。

結果として、12年前から問題視されていた、性差別、人権問題、労働者の待遇など、開催日までに変化や改善がなかったことが指摘されています。