今月末からカムバック数が減少傾向
いよいよ本日(26日:日本時間では27日2:30~)「開会式」が行われる「2024年 パリ・オリンピック」について、K-POPのカムバック状況に影響していることが話題になっています。
世界的なスポーツの祭典だけあり、世間の注目がオリンピックに集中するため、K-POP各社がカムバック日程を調整する傾向となっています。
リオオリンピック当時、新譜が18曲も減る
「パリ・オリンピック」は明日~来月11日(日本時間12日)まで開催予定ですが、K-POP界では夏曲人気がピークになる時期ではあるものの、カムバック予定が減少しています。
世間の関心がオリンピックに集中するためで、この期間の新曲発売を控える事務所が増えるとして、本日(26日)サークルチャートのキム首席研究委員の分析が公開されています。
2016年の「リオデジャネイロ・オリンピック(8月5日~21日:金9、銀3個、銅9の計21個のメダル獲得)」が開かれた年、8月の1位~400位の音源利用量は前月対比で9%減少した。
月別の新曲発売数も7月の96曲に比べ、オリンピック開催期間となった8月は78曲と18曲も減った。
当時、新曲数が前月より急激に減少したのはオリンピックを避けたい、制作会社と流通会社が発売日程を調整したためと推測される。この期間、メディアの視線がアーティストと新曲ではなく、スポーツスターや競技に移るため。
オリンピックや連休など、カムバックは避けたい
今回の「パリ・オリンピック」は7月と8月にまたがっていますが、同様の傾向となっています。
7月中旬までは、ENHYPEN、NCT127、StrayKids、ジミン(BTS)と、人気歌手が連日カムバックしていましたが、24日のKARAのカムバックを最後に、急激にカムバック数は減っています。
閉会式となる12日、fromis_9が昨年の6月以来、1年2ヶ月ぶりにカムバックするのを皮切りに、また増える見込みです。
(業界関係者)楽曲製作するのには現在、数億ウォンがかかる。オリンピックという大きな関心事がある期間は避けたいもの。また、オリンピックだけでなく秋夕、旧正月をはじめ、大統領選挙など、大型行事がある日には発売日を先送りする傾向がある。
韓国、サッカーを筆頭に人気競技予選落ちでカムバック狙い目?
ただ今期オリンピックについて、韓国の代表選手派遣人数は144人(21年東京オリンピック:232人)で、特に人気競技である、これまで40年欠かさず出場していたサッカーを筆頭に、国内にプロリーグがあるバスケット、バレーボール、などが予選を突破できなかったこと、また時差の関係で競技放送時間が生活リズムと合わない点など、韓国国民のパリオリンピックへの情熱はこれまでと比べ、熱くない傾向と予想されています。
なので、大物歌手がカムバックを控えるこの時期、一部の歌手にとってはむしろ「狙い目」として、カムバック予定を立てることを推奨する分析も出ています。
音楽業界は慣行的に(オリンピックを避けて)新譜発売を保留するより、競技日程や結果を分析し、新譜発売を決めることが望ましいだろう。