BTS SUGAの飲酒運転騒動、韓国での「電動モビリティ」課題
6日深夜、BTSのメンバー・SUGAが、キックボードを運転中に転倒したことがきっかけで飲酒運転が発覚、免許取り消し相当のアルコール量が検出されたことで、社会問題化しつつある韓国での「電動モビリティ事故」への課題が指摘されています。
SUGAが運転していたのは、立って乗るタイプではなく、「鞍(腰掛ける部分)」が付いた状態のキックボードで、事実上「電動スクーター」とする意見もあり、事故当時の映像が公開されると、かなりスピードが出ていたことも明らかになっています。
このようなキックボードなどの、いわゆる「電動モビリティ」に関する飲酒事故は年々増加しており、毎年200件を超えている状況で、さらに共有で乗れるレンタルモビリティなどが、交差点前や道路に放置されるなど、違法駐車も問題視されています。
ルール無視が増加?韓国でも「ナンバープレート」導入を検討
警察側も、今回SUGAが乗っていたモデルは、「鞍」が付いていることから、「電動スクーター」に近い形状であることを説明しています。
専門家によると、共有電動キックボードおよび、スクーター業者が増えたことで、昨今は利用者の接近性が低くなったことを危惧、取り締まりが疎かで事故が頻繁に起きていると分析しています。
また、仮に取り締まりにあったとしても、課徴金が大きくないことや、通り過ぎた際には誰が乗っているのかも不明な点が問題視されています。
電動キックボードなどの普及が増えたが、「複数搭乗禁止」など、様々な規定があるものの、実際には守られておらず、取り締まりが疎かな部分もあるため、事故がよく発生する。
韓国でも海外のようにナンバープレート制を導入する方式を検討しなければならない。