HYBE、SM株を2年3ヶ月で清算へ(中国テンセントに全売却、カカオと中国系がSMの2大株主に)

中国テンセントがカカオに次ぐ、SMの株主に

HYBE、所有するSM株を全売却へ

HYBEがSMエンターテインメントの内部紛争時に得た、SM株をすべて売却することが明らかになりました。

売却先は中国の大手企業「IT恐竜」とも言われる「テンセント(Tencent Holdings Ltd.)」の傘下、「テンセントミュージックエンターテインメント」で、HYBEは自社が保有するSM株の全てである、221万2237株を売却することが報じられています。

売却額は1株当たり11万ウォン(約1万1500円)で、売却総額は約2433億ウォン相当になります。

SMの大株主、カカオと中国系テンセントに

HYBEはSMエンタの株をこれまで9.38%保有してきましたが、30日にも時間外取引で売却する予定であることが報じられています。

HYBEは2023年、創業者のイ・スマン氏と経営陣側(カカオ)との紛争が勃発した際、カカオに対抗するようにSM株を大量購入したことがありますが、最終的にカカオと合意し、買収手続きを中止しています。

今回、HYBEが紛争時に得たSM株を全てテンセントに渡すことで、カカオに次いで、テンセントが大株主の1つになります。

(SM関係者)テンセントミュージックとの協業を強化していく予定

これでHYBEはSM内部紛争で得た株を、約2年3ヶ月で清算することになります。