HYBE パク代表「マルチレーベル」内紛を株主に謝罪
HYBEの代表であるパク・チウォン氏が、傘下レーベル「ADOR」との内紛について、騒動を謝罪しました。
本日(2日)、現在起こっているミン・ヒジン代表を含めた、ADOR幹部との葛藤について、第1四半期実績発表企業カンファレンスにおいて
マルチレーベルを開拓した中で大小の難関に数え切れないほど直面して来た。この過程でご心配をおかけしてしまい、申し訳ありません。
「マルチレーベル」に対し、点検し補完する。
と、株主に対し約束しました。
「マルチレーベルの問題点」今後も改善
パク代表は現在の「ADOR」との騒動に対し
監査を通じて疑惑を具体的に確認しており、必要な措置を取っている。
マルチレーベルはこれまで試行錯誤を経て、克服し成長してきたと思う。
今回の事案を通じて「マルチレーベル化」に疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれないが、高度化のため、何を補完すべきかを悩み、持続的に改善していく。
と説明しています。
「マルチレーベル化」運営の難しさ
なお、今回の傘下ADORとの騒動は、まさに「マルチレーベル化」の問題点とも言え
<メリット>
1つの屋根の下に多くの家族が共に暮らす形式で、特に上場企業にとって「マルチレーベル化」の最大の強みは、コンテンツを同時進行で量産できること。
それにより事業の多角化を試みることができ、売上規模が大きくなれば、それだけ株価上昇にも弾みがつく。
<デメリット>
傘下に複数のレーベルが独立していること、特にHYBEは既存のレーベルを買収編入して来たことで「家族」というには関係が薄く、むしろ同世代のライバルという意味でも、今回ミン・ヒジン代表は自社のNewJeans以外のグループに対し、デビュー時期の近さによる葛藤としてLE SSERAFIM(SOURCE MUSIC)、「コピーされた」とILLIT(BELIFT LAB)に対してなど、批判的な意見を述べている。
音楽産業の成長のためには「必要なシステム」とは言われているものの、その運営の難しさが今回、改めて指摘されています。