MBC新ドラマ「捜査班長1958」が本放送から字幕付と話題
Netflixなどの、ネット配信ストリーミングサービスの影響か、韓国語のドラマにもあえて字幕を付ける動きが話題になっています。
4月から放送開始された、MBCのイ・ジェフン、イ・ドンフィ主演ドラマ「捜査班長1958」には字幕をつける試みがされ、好評です。
伝達力か、没入感か
これまで、主に海外配信コンテンツに使われていた字幕ですが、韓国国内放送局制作のドラマへの需要も高まっていることが指摘されています。
(メリット)ハングル字幕をつけることで、セリフの伝達力を高める
(デメリット)劇に対する没入感を妨害する恐れ
として、これまで慎重に議論されて来ました。
そんな中、MBCが先駆けて地上波ドラマ史上初めて「本放送から」字幕をつけて放送し、注目が高まっています。
電車などで見やすい、の声
これまで再放送版や、配信コンテンツ版での字幕追加はあったものの、初回放送からは初の試みで、理由として、ドラマ「捜査班長」自体が1970年代に放送された人気ドラマの続編的内容であることから、主な視聴者層が高齢者ないし中高年層という点を考慮して決定されました。
<ネットの反応>
Netflixを見る時も字幕をつけているから、地上波ドラマにも最初からついているのはありがたい
年配の人には見やすいだろう
セリフが聞き取りにくい時に読める
バラエティー番組は昔から字幕がついていたから、違和感がない
電車やバスで視聴する時に便利
つい文字を読んでしまって演技を見てない時がある
Netflixは2011年の「米国聴覚障害者協会」からの「聴覚障害者用字幕を付けないのは差別」という訴訟を受け、米国コンテンツに英語字幕サービスの提供を始めており、このサービス方針を韓国市場にも適用しています。
なお、アンケート調査によると、すでに有料配信サービスの利用者のうち、35.8%ほどが国内コンテンツでもハングル字幕をつけて視聴している結果が出ています。