音源配信「Melon」旧運営代表らに、歌手への著作権料 横領容疑で有罪(4年で180億ウォン相当詐欺)

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旧「Melon」運営陣、横領容疑で有罪

韓国最大の音源プラットホーム「Melon」旧運営会社の代表らに、本来、歌手や作曲家側に支払われるべき100億ウォン相当の著作権料を横領した容疑について、1審で有罪判決が下されました。

昨日(16日)、ソウル東部地裁は、特定経済犯罪加重処罰などに関する法律違反(詐欺)などの疑いで、起訴されていた旧Melon運営会社「LOENエンターテインメント(現Kakao M)」の前代表取締役の被告らに対し、懲役3年6ヵ月を言い渡し、法廷拘束しました。

共に裁判にかけられた元副社長に懲役2年6ヵ月 執行猶予4年、元本部長に懲役1年6ヵ月 執行猶予3年が言い渡されています。

音源権利者らの信頼を大きく損ない、非難の可能性が非常に大きく、犯行の手口に照らして罪質も非常に悪質。4年以上の間、この犯行を続け、多数の音源権利者から計約182億ウォンにのぼる金額を騙しとった行為、犯行期間や被害者数、被害規模などに照らしても、罪責も非常に重い。

被告らは2009年~2013年の間、Melonユーザーらの音源ダウンロード記録を捏造し、計約182億ウォンを横領した疑いで起訴されていました。

ペーパーカンパニーを介して詐欺

被告らの犯行は、2009年から「LSミュージック」という架空の幽霊レコード会社を設立し、定額制商品の加入者に無料で曲をプレゼントした後、加入者が該当曲を一定回数ダウンロードしたかのように虚偽の利用ログを作り、著作権料41億ウォンを騙し取ったとの容疑で、2019年に起訴されていました。