ASTRO、オン・ソンウ(元Wanna One)など、今後の活動懸念(経営権争いが激化)

チャ・ウヌ(ASTRO)、オン・ソンウ(元Wanna One)

Fantagioの内部紛争が株式市場にまで広がる可能性

ボーイズグループ「ASTRO」、オン・ソンウ(元Wanna One)、元I.O.Iのメンバーが所属するガールズグループ「Weki Mek」など、人気アイドルが所属する芸能事務所、ファンタジオ(Fantagio)の内部紛争が激化していることが報じられています。

ファンタジオ(Fantagio)は現在、経営権争いの真っ只中ですが、とうとう紛争は株式市場にまで広がっていることが明らかになりました。

韓国証券取引所「KOSDAQ」が25日

芸能事務所Fantagioは、新株発行禁止仮処分公示の遅延を事由に「不誠実公示法人」に指定できる。

新株発行禁止仮処分公示遅延の理由は、「訴訟提起」で、 不誠実公示法人指定可否の決定期限は7月16日まで。

と、発表しました。

「ファンタジオ」所属タレント

新筆頭株主と代表の対立が激化

この騒動の発端は、ファンタジオの現在の筆頭株主である投資会社「エルアンドエー・ホールディングス」が12日、ソウル中央地裁にファンタジオの「新株発行を禁止する仮処分申請」を提出したためで、ファンタジオは今年5月、筆頭株主が「ゴールドファイナンス・コリア」から「エルアンドエーホールディングス」に変更されたばかりです。

現在、前筆頭株主であった「ゴールドファイナンスコリア」は、ファンタジオの経営から手を引いたものの、実質的にはまだ「エルアンドエーホールディングス」は経営権を行使できずにいる状態で、これを受けて、7月24日に臨時株主総会を開き、社内社外取締役および監査選任案件を上程する予定であることが発表されています。

一般的に筆頭株主の変更を伴う株式譲受渡契約は、株主総会で買収人が指定した取締役候補を選任することを基本条件に盛り込んでいますが、ファンタジオは筆頭株主の変更後、2ヵ月が経った今、やっと臨時株主総会が開かれるという異例の状態です。

これは、新筆頭株主の「エルアンドエーホールディングス」と、パク・ヘソン代表が対立しているためだと言われており、「エルアンドエー」側が18日、ファンタジオに対し、臨時株主総会の招集や会計帳簿の閲覧などを要請しました。

「エルアンドエー」側にすれば、150億ウォンを投資し、前筆頭株主から株式と経営権を買ったものの、いざ経営に携わろうとしたとたん、取締役たちの反対で経営権を行使できない状況が続いており、仮処分申請を出す他なかったと見られています。

なお、業界関係者の間では、ファンタジオのこの「経営権争い」の内部紛争により、所属芸能人たちへの、活動への支障、悪影響を憂慮する声が集まっています。