BTSのビルボード快挙で、大衆芸術者への不公平が再燃
BTSが新曲で打ち立てた、世界的なチャート1位が、再び彼らの入隊問題に影響を及ぼしている。
BTSの活躍が、韓国の文化的地位を画期的に高めるなど、大衆芸術国家への寄与度が高まったとして
兵役に関連した恩恵を与えるべき。
との声が、再び政界を中心に提起され始めた。
もちろん、メンバー自身は「兵役は当然の義務」という立場を一貫して表明しており、むしろ、BTSが新記録を出す度に、この論争が起こること自体、メンバー側は困惑しているだろう。
ただ、純粋芸術と比較した場合「公平性が欠けている」という点では、論ずる必要があることは避けられない。例えば、純粋芸術特技者の場合、国家が認めた国内外のコンテストで規定の順位を受賞した場合、代替服務ができる制度があるのに対し、大衆芸術人は、この恩恵を一切受けられないのは、不公正だと、指摘されている。
BTSの今回のビルボード・HOT100での1位、確定以後、政界では法改正の動きも始まっている。兵役免除や特例までではないが、大衆芸術家(K-POP歌手など)に対し、もっと入隊延期の道を開くことに焦点をあてた法案が必要だとして、国会で発議されている。
チョン・ヨンギ議員は3日
改正案では「文化体育観光部長官が国家の地位と品格を高めた」と認め、推薦した大衆文化芸術分野の優秀者に対しても、体育・スポーツ分野の優秀者と同様に、入隊延期が可能となる。ただ、品位を傷つける行為などを行えば、延期取り消しも可能。
この提起は、兵役延期であって、「免除」や「特例」とは全く異なる問題であり、20代に花を咲かす職種のような新しい職種者についても、入隊を延期する選択肢を与えなければならない。
延期が可能な年齢は、施行令の改正などを通じて、30歳までに推進する方針だ。
としている。
BigHit側による説明BTSの契約満了は4年後、再契約が今後の会社の発展のカギBigHitエンターテイメントが「KOSPI(韓国総合株価指数)」への上場作業を進めている中、主力アーティストである、防弾少年団(BTS)の入隊や、再契約への注目度が高まっていることで、BigHit側が「証券申告書」内で、BTSの今後について言及していることが明らかになりました。BigHit側は昨日(2日)、有価証券市場上場のために提出した「証券申告書」内でBTSは1992年~1997年生まれの、現役入隊対象メンバーで構成されており、この中で、出生年度が最も早い... 【BTS】契約満了は2024年、BigHiT側「再契約に失敗できない」(入隊期はソロなど個... - |
何度も提起されるアイドルの兵役恩恵問題、改正は未知数
このような状況に、BTSで最初に入隊を予定している最年長のジンについて、BigHit側は
2年以上の修士課程進学者は、最大29歳になる年の末日まで、入営延期が可能。
と説明し、ジンが来年末まで、延期申請が可能であるとの立場を説明している。
なお現在、BTSのメンバーは(末っ子のジョングクを除き)、漢陽サイバー大学大学院に在学中であるとして、学生であることが発表されている。
ただ、「兵役法改正」は国防部や兵務庁との協議が必要な事案であるため、この発案が現実化するかどうかは、現時点でまだ未知数だ。