「2020 MAMA」待遇差別だけじゃない ステージ環境も最悪「喉が痛い、マスク真っ黒」(ただの工事現場)

未完成の場所で開催したことで、アーティストの環境は最悪に

待遇差別だけじゃない、ステージの環境も最悪

昨年12月に開催された、Mnetの大型音楽祭「2020 MAMA(Mnet ASIAN MUSIC AWARDS)」について

プレゼンターの俳優陣には楽屋が用意されたのに対し、メインであるはずのアーティストには楽屋が用意されず、駐車場の車内で何時間も待機させられた待遇差別問題に続き、新たな問題が報道されています。

「2020 MAMA」は、CJENMが現在、建設中の「坡州 CJENMコンテンツワールド」で開催され、新型コロナウイルスの影響もあり、パフォーマンスは事前収録形式で行われました。

パフォーマンスをする歌手らは、開催日までに、それぞれ2回ほど、少なくとも4時間以上は会場を訪れ、収録を行ったものと見られます。

しかしこの会場、現時点ではまだ、30%~40%ほどしか工事が進んでおらず、完成予定もまだまだ先の2023年という、ほぼ砂地な状態。

あるスタッフ「事前収録中、あるスタッフが大声で叫んだんですよ」

白かったマスクが真っ黒になった!って

現在の坡州コンテンツワールドを訪れると、相変わらず工事の真っ最中。クレーン、トラックなど大型車両が忙しく動いていた。駐車場(歌手らの待合室?)も土と砂だらけだった

車が動く度、ほこりが舞い上がり、窓を開けるわけにもいかなかった・・・

事前収録では、四方で工事が続けられていて、特に喉が痛かった。

と明かしたアイドルの言葉の意味が分かった。

歌手が歌うには不適切

アジア最大の音楽授賞式?歌手に配慮しないイベント

某アイドル事務所 関係者

事前収録時、スタジオ内のほこりは特に深刻だった。鼻がかゆくてほじくると、真っ黒のほこりが出てきたほど、防疫用マスクも黒くなった。

特に歌手の被害は大きい、ステージではマスクをしていなかったため、ほこりをそのまま吸い込んだ。

確認した結果、坡州市庁が2019年に「PM2.5発生事業申告」を行っていたことが判明、CJENMは「PM2.5対策」をしていたのだろうか?

CJ側はあくまで「新築建物なので、快適だ」と回答。

収録時、空調システムは100%稼働していた。散水車も利用し、ほこりの減少にも気を使った。

と、明かしたが、アイドル事務所からは

生放送当日(放送直前)まで事前収録が行われていた。その後、本番用のセットチェンジもあり、事前収録セットを除去した後のほこりを、どうやって除去したのか疑問だ。

アイドルがまるで「舞台の小道具」のように感じられた。真の歌手(への配慮)を考えたなら、あんな環境で事前収録を進めてはいけない。一言で言えば、「工事現場 公演」ではないか

「MAMA」はアジア最大の音楽授賞式とされているが、「真の音楽フェスティバル」に生まれ変わるためには、見えないことにまで気を使わなければならない。