ソウル市が「Weversショップ」について消費者に注意喚起
BigHitエンターテイメントの子会社「Weversショップ」について、商品(アイドルグッズ)を購入した消費者から、「ソウル市電子商取引センター」に苦情が相次ぎ届いていることが明らかになりました。
<消費者の声>
昨年4月、モバイルアプリ「Weversショップ」を通じて、好きなアイドルのポスターを注文したが、8カ月以上経っても届いていない、気をもんでいる。
やっと配送されたポスターのほぼ半分がボロボロで、交換や払い戻しを要請したら、「不良品ではない」と主張された。
「不良判定基準を教えて欲しい」と尋ねると
公開できない。
と、呆れた回答。
「Weversショップ」側の対応は、問い合わせるたびに回答を避けたり、過去の文章を丸ごとコピーして送って来るだけで、商品の交換はまだされていない。
など、寄せられた苦情が公開され
これは消費者からの苦情の一部に過ぎず、本日(3日)ソウル市は、有名アイドルグループのファンに企画商品(グッズ)を販売する「Weversショップ」に関し、苦情や被害が相次いでいるとして、消費者に注意を呼びかけています。
「Weversショップ」ズサンな商品管理、対応をセンターが調査へ
「Weversショップ」はBTSなどが所属するBigHitエンターテイメントの子会社で、BigHitレーベルの所属アーティストのアルバム、グッズ、コンサートチケットなどを独占販売している会社です。
ソウル市「電子商取引センター」によると、昨年5月から先月末までで、「Weversショップ」に関連した消費者からの苦情は137件
製品不良および欠陥 苦情 41.7%
返品および返金 苦情 34.1%
配送遅延 苦情 13.6%
だったとして、現在このアイドルグッズ販売ジャンルにおいての苦情は、全てWeversに関するものだと明かしています。
以前から「Weversショップ」に関する苦情はあったものの、センター関係者によると
手続きに従って処理しているが、Weversショップ関連の相談は年が明けて、さらに増している。今年に入っても30件に達し、後を絶たない。
と、通常は苦情があった場合、販売元は速やかに対応を改善し、徐々に件数も減っていくものとして、「Weversショップ」は苦情が減っていない異例の状況であることを指摘
また、商品調査を行った結果
Weversショップは関連法規上、義務事項である製造者・輸入者などの、最も基本的な商品情報の表示もきちんと行っていなかった。
衣類では、色・製造年月・洗濯および取り扱い時の注意事項、アフターサービス責任者、および、モデル名・同一モデル発売年月・製造国・大きさ・重さ・KC認証済みの有無など
全て重要な部分が抜けていた。
この事態に、ソウル市電子商取引センター側は今後について
Weversショップの配送遅延・払い戻し拒否、商品情報表示不備などが、「電子商取引法違反」に当たるかどうかを調査し、その後、是正勧告や過料賦課などの措置を検討する。
さらに、上半期に同種業者の品目別商品情報提供告示遵守可否の実態を調査して公開する予定。
と明かしています。
今回の事案について、BigHitエンターテイメント側は
ご迷惑をおかけした消費者の皆様に、お詫び申し上げ、2019年 Weverseでの発売以降、顧客サービスの改善に向けて努力を続けております。
受け付けられた苦情については、積極的に対応しています。