ジミンの衣装オークション出品が取り消しに
韓国の競売会社「マイアートオークション」が22日からオンライン上で開催するオークションに、BTSのメンバー・ジミンが、昨年9月に米NBCテレビ「ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン」のステージで着用した韓服衣装が、そのまま出品されると予告したところ、反発などもあり、直前で取り消しになっていました。
マイアートオークションによると
委託者のデザイナー、キム・リウル氏が今回の出品が、商業的に映りかねないことに負担を感じている。
デザイナー側は特に、本作を着用したアーティストの世界的な存在感に、こうした商業的な活動が少しでも、迷惑をかけることを懸念した。
と、デザイナー側から取り消しの申し出があったことを明かしていました。
なお、開始価格は500万ウォンの予定でした。
「ジミンが着たそのまま」出品を一部ファンが問題視
取り消しが発表された後、本日(23日)、ジミンのファン団体が声明を出し、取り消しの要因となったのは「悪質なファンの言いがかりのせい」だと、指摘しています。
悪質なファンの非常識な言いがかりと、競売文化に対する無知さにより、デザイナーのキム・リウル氏に対する名誉毀損と業務妨害に準ずる無礼な嫌がらせが始まった。
オークションとデザイナー側が作品の原型保存の意味を十分に説明したにもかかわらず、これを歪曲する組織的な嫌がらせが続き、結果、競売が取り消される羽目になった。
今回の「ジミンの韓服競売」は、韓服が韓国固有文化の代表的な象徴であることを伝え、これを通じて、全世界により確実に知らせる重要な機会になる。
と、賛成派のファンからは「ぜひ競売を再開して欲しい」との要望が出されています。
一方、今回の「出品」反対派のファンらが問題視したのは
衣装を洗濯せずに出す。
という点で、この部分が大きな話題を集めていました。
キム・リウル氏はこの点について
美術品は作品の美しさと共に、作品の歴史および、保存形態がその価値をより一層輝かせてくれる。(出品する)韓服の左肩にも、化粧品が付いたような跡があり、これは現場がそのまま保存されていたことを物語っている。当社は作品の価値を高め、原型を毀損しないため、常に最善を尽くす。
とのコメントを出していました。