ビクター、事務所との訴訟で敗訴
バンド「ABOUT U」の元メンバーで、現在はYouTuberや、タレントとして活動している、VICTOR(ビクター・ハン)が、現マネジメント権を持つ事務所側が起こした訴訟で、敗訴したことが明らかになりました。
28日にソウル地裁で行われた、AMP MUSICがビクターを相手取って起こした「放送出演および、芸能活動禁止仮処分訴訟」において、事務所側の主張を認める判決が下っています。
ビクター・ハンは事務所から「自身への人権侵害があった」と主張しているが、ビクター・ハンは、音楽番組の当日、スタイリストの前でハサミで腕を切る行動と共に、威嚇を加えた点などが明らかとなり、双方の信頼関係はビクター・ハンの責任による事由によって破られた。
今回の仮処分判決により、ビクターは本訴訟の1審判決が出るまで、作詞作曲、演奏・歌唱などのミュージシャンとしての活動だけでなく、モデル、俳優業、これに付随する放送、広告、映像出演、インタビュー、SNS活動、イベント、公演活動などができなくなりました。
「ABOUT U」はビクターの身勝手な行動により被害を受けた
続けて、裁判所は
事務所の不当行為、契約違反や人権侵害を理由にした、ビクター・ハンの専属契約解除の主張は、受け入れがたく、ビクター・ハンが提出した資料だけでは、人権侵害を受けたとは考えられない。
ビクター・ハンがスタイリストの前で脅しをかけ、さらに「カラーコンタクトは嫌悪感を与える」との事務所側の助言にも従わず、逆に瞳孔のないカラーコンタクトを装着して出演した。
これに対し、音楽番組プロデューサーから、是正要求を受けたにもかかわらず、さらに、生放送中にドラムスティックを折るなどの行動も起こした。
その後、ビクター・ハンはグループから離脱し、2020年3月にYouTubeチャンネルを開設して、独自の行動を始めている。
今回の判決について、事務所関係者は
(今回のビクターの身勝手な行動は)8年間、共に練習し、苦労してきたメンバーに大きな被害を与えた。にもかかわらず、大衆を相手に被害者のふりをして、虚偽活動を行っている。「8年の練習生から、スティックをヘシ折って3週間で会社をクビになった」というエピソード映像を使い、自身を広報するなど、YouTubeチャンネルを通じて、事務所を悪徳企業のように追いやっている中、今回の判決が出て幸いだ。
なお、ファンによると、ビクターはデビューしてすぐ、事務所との訴訟になったため、敗訴した場合、事実上、今後7年間の芸能活動を制限される可能性があることが心配されています。