ファン・ハナ、検察が「再犯の危険性が高い」実刑を求刑
執行猶予期間中に、麻薬を再び使用した容疑がかけられている、南陽乳業創業者の孫として知られる、ファン・ハナ被告の控訴審で、検察が一審(懲役2年6か月)と同じ実刑を求刑しました。
ファン被告は2015年5月~9月、江南区などでヒロポンを数回投薬し、知人に渡した容疑などで拘束起訴され、その後、2019年7月に懲役1年・執行猶予2年を言い渡されていました。
しかし、この執行猶予期間中だった昨年8~12月、再びファン被告は知人らと共に、ヒロポンを数回投薬した容疑と、さらに知人キム氏の自宅から、500万ウォン相当のブランド服を盗んだ容疑がかけられています。
検察側は
ファン被告が「再び法廷に立たない」と言えるか?は疑問だ。原審求刑と同様に、言い渡して欲しい。
被告は「再犯しない」と言ったものの、すぐに今回の事件に至っている。執行猶予の善処を受けたにもかかわらず、期間中に犯行を犯した点からも、再犯の危険性が高い。
ファン被告「田舎で静かに暮らす」と涙で訴え
検察側の一審と変わらぬ求刑に対し、ファン被告は最終意見陳述で
正直、私はこれまで「麻薬中毒」であることを認めていなかった。『いつでもやめられる』と思っていた。しかし、私はすでにマスコミに「麻薬」で塗り固められており、それによって、売人たちが近づいて来るのは事実です。
大変だが、携帯も持たず、田舎に行って、私ができるやりがいを感じることを探し、一生懸命に暮らします。
この3~4年間は、睡眠薬や麻薬により、まともではなかった。一度きりの人生なのに、とても軽く扱って、死も容易に考え、自分をぞんざいに扱って来た。
(自殺未遂をした理由について)あまりにも荒れた人生を数年間生きて来たことで、罪悪感が深かった。
麻薬により依存した睡眠薬もやめた。これは麻薬を断つことができる始まりだと思う。手段を選ばず、薬を絶つために努力します。
と、涙で再犯しないことを訴えました。
また、弁護人からも
被告人は年齢の割に、まだ子供っぽい面があり、世間知らずで、ただ善良だ。
今後、二度と過ちを犯さない、という誓いを信じ、罰金刑など善処をお願いしたい。