HYBEの新事業計画、BTSファンらが抗議で不買運動(金儲け主義、アーティスト商品化、ウェブ小説は同性愛?)

所属アーティストのウェブ漫画・小説など、展開予告

「アーティスト活動」に関係ない事業拡大計画に批判

HYBEの新事業計画について、所属アーティストのファンらが「一線を超えた」と非難し、不買運動を予告する事態となっています。

現在、SNS上には「Hive_不買」などのキーワードが拡散され、特にBTSのファン「ARMY」からは、より激しい抗議が続いています。

今月4日に発表された、HYBEの会社説明会では、新グループのデビュー予告だけでなく、新たに展開する事業計画も発表されました。

ウェブ上での「オリジナルストーリー」計画

ストーリーにアーティストIP(ntellectual Properties、知的財産)を加える方法で、ウェブ漫画、ウェブ小説などを展開する。

NFT事業の合弁会社

韓国の仮想通貨取引所「Upbit」が運営する「ドゥナム(Dunamu)」と、戦略的パートナシップを提携し、NFT事業(「NFT(Non Fungible Token:代替不可能なブロックチェーン上で発行されたトークン)」)を展開する合弁会社を設立。

この合弁会社を通じて、アーティストIP基盤のコンテンツや、商品をデジタル資産としてファンを対象に販売する予定。

「NFT」の規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持ち、そのため、NFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

K-POPファン文化の1つである、フォトカードの収集・交換を例に挙げ「映像とサウンドが加わったデジタルフォトカードが作れるようになる」と、デジタル上で、その固有性が認められ、永久所蔵や「Weverse」を利用した収集、交換、展示が可能になること。さらに、プラットホーム内でデジタルカードを活用した、アバターと仮想空間を作れるようになる日も近い、と説明。

「イメージの例から間違っている」と抗議

「BTSを商品扱い」金儲け主義とファンが不買運動

この新事業説明会の後、HYBEに所属するアーティストファンからは

アーティスト活動とは関係のない「金儲け」の話ばかり

音楽やコンサートなど、アーティストの自主コンテンツに集中した事業ではなく、単に金儲けに必死な事業説明会だった

所属アーティストを過度に商品化した事業拡大

と批判が相次ぎ、不買運動だけでなく、グッズの払い戻しを認証する抗議活動にまで発展しています。

また、現在ファンたちに不評な「Weverse Shop」の対応などを含め

新事業よりもっとやるべきことがある

と、既存のシステムも満足に運営できていないことに、批判の声が集まっています。

コンテンツイメージ例が「BL風」?

他にも、HYBEアーティストを主人公にした、漫画や小説について、特にBTSにはゲームなど、幅広い展開が予告されており

BTSをどこまで商品化するつもりなのか?

BTSを「アーティスト」ではなく、「商品」として扱っている

また、一部内容が公開されたウェブ小説について、メンバーのRMとジョングクが恋に落ちるかのような、BL小説風な描写があったことで、問題はさらに大きくなりました。

その後、HYBE側は

披露したコンテンツイメージは、理解をサポートするための例に過ぎない。

と釈明すると、「例から間違っている」「メンバーも嫌がってる内容を会社が公開するの?」「こうした内容を公式コンテンツとして披露する意味が分からない」

などの声が広がっています。