韓国の入国者への隔離義務発表、BTSだけでなく、ファンにも影響
本日(2日)、「韓国疾病予防管理庁(KDCA)」が、国内で報告された新型コロナウイルス新規感染者が5266人となり、過去最多を更新。さらに、新変異株「オミクロン」の感染拡大防止のため、明日(3日)から
全ての入国者に対し、10日間の隔離義務
と発表しました。
この発表は、米国公演のため、ロサンゼルスに滞在中のBTS、および、韓国ARMY(ファン)たちに大きな影響を与えています。
これまで「ウィズコロナ」に移行した韓国では、ワクチン接種完了者に対しては「隔離免除」がされていたため、帰国後から仕事に復帰することが可能でしたが、今回の決定により、BTSは予定されていた、Mnet「2021MAMA」への出演ができなくなっています。
また、約8000人とも言われている、BTSの2年ぶりオフライン公演のため出国した、韓国ARMYたちからも「コンサートを断念し、(2日中に間に合うように)慌てて帰国」など、大きな影響が出ています。
公演をあきらめ、慌てて帰国したファンも
BTS・ロサンゼルス公演のため出国していたファンにとって、政府が海外からの入国者全てに対し、再び隔離措置を施行する、とのニュースは衝撃だった。
現地で取材した韓国ARMY
A氏
私も同じだけど、仕事をしているARMYにとって(隔離義務は)問題が多い。ずっととっておいた休暇を、このコンサートのために使ったが、休暇を延長することを会社に連絡した。徹底的に個人防疫を行って、せっかくロサンゼルスまで来たのだから、公演を最後までちゃんと観てから帰りたい。帰国後は自主隔離に入る。
B氏
2日の公演を一緒に見るはずだった友人は、在宅勤務ができない状況なので、隔離措置が発表されたのを受け、未明に飛行機チケットを何とか交換してもらって、慌てて帰国した。到着時間は、隔離義務を避けることができる、最後の帰国便ギリギリが取れた。その前の便は全て、予約を変更する韓国便の乗客の問い合わせが殺到し、満席だった。