北朝鮮歌手がGFRIENDの「FINGERTIP」盗作と指摘
北朝鮮の歌手チョン・ホンランが披露した曲が、2017年にGFRIENDが発売したアルバム「THE AWAKENING」のタイトル曲「FINGERTIP」と似ている点が指摘されています。
東亜大政治 外交学科のカン・ドンワン教授 兼 東亜大釜山ハナセンター長が16日、自身のYouTubeチャンネルを通じて
北朝鮮の歌手チョン・ホンランが1月1日の新年慶祝大公演で歌った「われらをうらやめ」は、韓国のガールズグループ「GFRIEND」の盗作。
元々「われらをうらやめ」は「青峰楽団」の代表曲で、北朝鮮で昔からある有名な曲の1つだが、北の音楽界では今、編曲、リメークブームが起きていて、新曲というより従来の曲を編曲して歌った。
この指摘はネットユーザーから届いた情報だとして
専門音楽家に2曲を比較してもらったところ、2曲は同じ音名(pitch names)で表現されていた。
結果、「盗作」と見なければならない。
K-POPは「悪性の癌」も、北朝鮮若者に人気
他にも、「FINGERTIP」の歌詞「タンタンタン」についても
歌詞と銃を撃つような振り付けが含まれているところも似ている。
と、指摘されています。
このような背景について、K-POP風アレンジが北朝鮮の公演で見られるようになったのは昨年頃からで、北朝鮮当局は2020年、K-POPコンテンツについて、視聴および所持した国民に対し最大懲役5年~15年に強化すると発表し、韓国から流入するコンテンツを徹底的に取り締まり、統制を強化しています。
さらに2021年にはK-POPを「悪性の癌」だとして、韓流を徹底的に排斥すると発言していますが、カン教授によると
現在、北朝鮮の新世代が韓国の歌にハマって、思想が大きく乱れたため、北朝鮮当局が統制する状況。
なかなか統制を続けることも難しい状況となり、政権は『主体的変化』として、韓国の歌よりさらにレベルの高い歌を作るよう指示した。
そのため、北朝鮮の有名な歌に韓国ガールズグループの歌を取り入れ、馴染みのある音楽のように意図してしたようだ。