HYBEのSM買収、業界独走はK-POPにとって良いことなのか?
K-POPエンタ業界大手としては「末っ子」のHYBEが、SMエンターテイメントの単独筆頭株主になる、という報道が衝撃となっています。
これにより韓国歌謡界の地殻変動への関心と共に「期待半分、憂慮半分」という意見が集まっています。
HYBEが大手ライバル会社であり、K-POP業界の大先輩SMエンターテイメントを買収する、というニュースが本日(10日)知られ、その業界に及ぼす影響の大きさに関心が高まっています。
現在、HYBEは 「ポストBTS」を準備中とされ、K-POPアイドルの歴史を作って来たSMをも抱えるとなれば、トップ独走状態がより一層強固となります。
業界関係者からは
「パン・シヒョクの情熱」と「イ・スマンのノウハウ」が出会い、新しいシナジー効果を作り出すことができるだろう
と、賛同する意見と
「SMならでは」な特色が消え、結果的にK-POP産業の多様性が弱まりかねない
と危惧する意見が聞こえています。
「大手が大手を吸収」業界にとって多様性が失われる可能性
また、現在ヒット中のNewJeansについて、代表がSMエンターテイメント出身のミン・ヒジン氏であることから、まさにNewJeansこそ、SMエンターテイメントとHYBEとの融合で誕生したグループだと言われて、今後の発展への期待の声も高まっています。
NewJeansの成功例から、これから誕生するグループへの期待感が非常に高い。
しかし「HYBE + SM」という巨大恐竜の誕生で、SMが長年積み重ねて来た特色を失い、K-POP全体の多様性も失うのではないか?と指摘されています。
SMがK-POPのオリジナリティを確保した最も歴史的な会社という点で、彼らが持っていた象徴性が害を受けた。SMと所属アーティストたちを守護してきたファンのための場ではない。
(買収は)暴力的だ。「SM3.0」発表後、これまでの弊害を解決し、会社を肯定的な方向へと発展させる期待感が高かっただけに、自身が設立した会社を渡す総括プロデューサーも、これに乗じる企業も、見栄えの良い構造ではない。
大激変が起きるだろう。HYBEがSMを買収するならば、それこそ東アジアで最もパワーのあるエンタメ会社が誕生し、産業的側面でもグローバル市場での競争力が強化されるだろう。しかし、かつて「ディズニー」が「21世紀フォックス」を買収し、映画市場の多様性が落ちた時のようになる可能性もある。
※ハリウッドを象徴する大手スタジオとして世界中の映画ファンに親しまれてきた「フォックス」だったが、買収後に名前やロゴが消えることに。
パン・シヒョク氏、イ・スマン氏HYBE、SMエンタ買収へ本日(10日)、HYBE側がSM株の購入を発表しました。SM創業者であるイ・スマン前総括プロデューサーが保有する持分14.8%を4228億ウォンで買収する契約を締結した。これによりHYBEはSMエンターテインメントの単独筆頭株主に登極することになる。また、小額株主が保有しているSM持分公開買収も実施するだろう。イ・スマン氏、K-POPの未来をパン・シヒョク氏に託す今回の決定は内紛が注目されているSMエンターテインメントの今後について、創業者であるイ・スマン氏がHYBEのパン・シヒ... HYBEがSMエンタ買収へ、イ・スマン氏がパン・シヒョク氏にK-POPの未来託す(少額株... - |