HYBE、SMエンタ新体制に苦心、候補にミン・ヒジン氏など
現SM共同代表による、創業者イ・スマン氏からの脱却発表後、イ・スマン氏がこれを違法と抗議、仮処分申請を行っている中、SMエンターテインメントの今後の経営体制が決まる、株主総会も近づいています。
HYBEはイ・スマン氏から14.8%分を買収したことで、SMの単独筆頭株主となりますが、今後のSM新体制への人事など、苦心していることが報じられています。
歌謡関係者
HYBEは来月末に行われる「SM株主総会」を前に、株主提案を通じた経営陣候補の人選を進めている。ちょうど現代表である共同代表の2人(イ・ソンス、タク・ヨンジュン)の他、理事の4名が任期を満了する。
株主提案は株主総会の6週間前までに提出しなければならず、締め切りは今週16日と伝えられている。そのため、HYBEは今週中に希望する新しい経営陣の陣容を立てなければならない。
新しいSM理事候補として、元SM社員であり、f(x)、SHINee、EXOなどの作業をしたミン・ヒジン氏(HYBEレーベル「ADOR」代表)などの名前が挙がっている、ミン代表は現在ヒット中のNewJeansを誕生させた人物
総会提出期限は今週、kakaoの仮処分結果にも注目
SM新理事の人選について、HYBE側は
株主提案と関連し、多角的に検討中だが、まだ最終名簿は確定していない。
また、HYBEは単独筆頭株主ではあるものの、小口株主も賛同した、kakaoと「アラインパートナーズ( Align Partners)」の現経営陣タッグは強力で、特に現在のSM支配構造上、小口株主らの総持分率は60%を超えるため、今後HYBEが安定的にSMの経営権を確保するためには、公開買収を通じて約40%の持分を増やすことがカギとなりそう。
この状況から、HYBEは小口株主へ引き続き「ラブコール」を送る一方、彼らの賛同を得るため、今後の新しいSMと、K-POPのビジョンを提示することは必須となる。
また、もう1つの注目は、イ・スマン氏が起こした現経営陣に対する、kakaoへの新株発行と転換社債発行での買収が違法性があるかどうか?の裁判所の判断。
仮にイ・スマン氏の指摘が通れば、kakaoがHYBEに次いで、SMの大株主になることにもブレーキがかかります。表向きには、イ・スマン氏とSM(現経営陣)との法的争いですが、この結果は今後のSMエンターテイメントに大きく影響することになります。
仮処分審問期日は来週となっており、関係者からは
新株代金の納入日となる発行日(3月6日)前、来月初めには結論が下るだろう
と予想されています。