スンリ(V.I)3年ぶり社会復帰「4300万ウォン性接待費、BIGBANG中国ファンミ後女性の裸撮影」裁判の内容

9日に1年6ヶ月の刑期を終え、出所

スンリ(元BIGBANG)の裁判記録を公開

常習賭博、性売買斡旋、性売買など9つの容疑で有罪となり、服役していた元BIGBANGのメンバー・スンリ(V.I)が、1年6ヵ月の刑期を終え、先週出所しました。

韓国メディアJTBCがスンリの判決記録を入手し、内容を公開しました。

海外投資家に2ヵ月で性接待を29回あっせん

スンリの性接待は2015年末、日本国籍の投資家兄弟が韓国を訪れた際の仁川空港から始まっている。

当時、スンリは彼らを歓迎するためのスケジュールを1カ月前から準備し、日本投資家が韓国に到着した仁川空港から、そのままソウル市内のホテルに高級車で移動し、集団売買春を斡旋した。

その後は日本だけでなく、香港、台湾、韓国国内の投資家らを対象に2015年~2カ月だけでも、性接待の回数が29回に達している。

場所はホテル、自宅、飲食店など様々で、裁判所はこの性接待のためスンリが約4300万ウォンを支払ったことを認めたが、スンリはあくまで

「ユリホールディングス」の元代表(女優パク・ハンビョルの夫)ユ・インソク氏が自発的に行ったことであり、自分は売買春斡旋に加担していない。

と否定していました。裁判所は

性接待に関連した細かい状況まで把握、または報告を受けており、売買春女性らがいる席にもほとんど同席していた。

とスンリの主張を否定し、有罪としています。

性接待、女性の裸違法撮影、否定するもどちらも有罪に

またスンリ自身も、2016年12月に氏名不詳の中国人女性3人の裸写真を撮影し、それだけでは終わらず、歌手チョン・ジュニョン(2019年の一審で集団性暴行罪で懲役6年、2020年二審で懲役5年)ら男性5人によるカカオのグループトークに画像を送っています。

当時BIGBANGのファンミーティングで中国を訪れていたスンリは公演終了後、中国人女性3人を呼び、寝ている女性の裸を違法に撮影した容疑がかけられましたが、この容疑についても

シンガポールのマダムから受け取ったもので、(自身が)直接撮影したのではない。

と否定、しかし裁判所は

周囲の証言と当時の対話の流れを見れば、主張は受け入れられない。

と、こちらも有罪と判断しています。

入隊期間を含め、約3年ぶりの社会復帰

裁判所はスンリの前科がこれまで罰金刑以外にない点など、参酌したものの、誤った性認識で繰り返し性接待を提供したことや、それによって得た利益が小さくないことなどから、厳重な処罰が必要と判断しました。

しかし世論では、9つもの容疑で有罪となったスンリの懲役が1年6ヵ月だったことに、世間を揺るがした犯罪者としては「服役期間が短すぎる」との非難が殺到しました。

スンリは「バーニングサン事件」の検察捜査が始まった直後、世間の目を避けるかのように2020年3月に入隊しており(起訴の1カ月後)、それから約3年ぶりの社会復帰となります。

なお、11日に出所との事前報道でしたが、実際には9日に静かに出所していたことが報じられています。