SM経営権をめぐり、カカオとHYBEが直接交渉
SMエンターテイメントの経営権をめぐり、小口株主に向けた買収を公開しているカカオとHYBEについて、SM株価が高騰を続け「銭の戦争」状態となっていることに、両社が様々な方向性で交渉を試みたことが明らかになりました。
歌謡関係者によると、本日(11日)
HYBEとカカオが昨日、交渉テーブルにつき「SM買収」に関連した多様な方案をめぐって、交渉を進めたことが確認された。
カカオ側から提案されたとされる交渉は、今回の争いが「チキンゲーム(衝突直前まで2者が並行レースし、避けた方が臆病者)」状態に陥ることを憂慮したHYBEも、これに応じて実現した。
共同経営、一方が抜けた場合の補償案など、様々に議論
具体的な交渉内容は明かされていないものの、「共同経営」についてなど、様々な角度から議論されたものと見られています。また、仮にどちらかが「SM買収戦」から抜けた場合、それに伴う補償方案なども打診されたことが分かっています。
一部報道では
どちらか一方が「SMを独占しない」形
での合意があった、とも報じられていますが、事実確認はされておらず、また当然ながら、今回の交渉が決裂する可能性もあります。
「銭の戦争」状態
HYBE、カカオは共にこれまで、約1兆ウォン台の「銭の戦争」を繰り広げて来ました。
HYBEはイ・スマン氏の持分を買収したのに続き、公開買収で25%の持分を追加確保するために乗り出しましたが、価格設定が低いとの指摘もあり、実際の公開買収は1%にも到達できず、失敗に終わっています。
続けて、カカオが先日からSM株の35%を獲得するめ、1株当り15万ウォンで買収するとし反撃している最中です。ところが、こちらもこの発表後、SM株価が16万ウォンまで急騰しており、カカオの計画も不透明な状況です。
ここに現在、さらにHYBEが追加で「公開買収」に乗り出す可能性が報じられ、双方が莫大な資金負担を感じていることから、議論したものと見られています。
注目は当然、今年も予定通り行われる、31日の「第28回 SM定期株主総会」の行方となります。