少女時代 テヨン、韓国の音楽番組の問題点を指摘
テヨン(少女時代)が、韓国の音楽番組システムについて、問題点を指摘したことが話題になっています。
韓国では新譜を発売すると、生放送の音楽番組(週6番組ほど)に「カムバック」として、集中的にテレビ出演する期間が始まりますが、各番組の待ち時間が長く、事前収録を明け方に終え、そのまま生放送にも出演するなど、アーティストが体力的に辛い日程を消化する必要があることを指摘しています。
「なぜ明け方に歌わせる?」配慮が足りない、と指摘
テヨンが28日、SUPER JUNIOR-D&E(ドンへ・ウニョク)のYouTubeチャンネル「Hey, Come here」に出演し、昨年11月に発売した、ソロ5thミニアルバム「To.X」について
<音楽番組での活動をしなかったのはなぜ?>
音楽番組のシステムが気に入らないから。理解できない訳じゃないけど、明け方に歌わなければならないのは正直、ちょっとあまりに配慮が足りないんじゃないかと思う。
結果的に、より良い舞台を見せられないのは残念だから、他のコンテンツを作って良い物を見せようと思った。
待ち時間「10時間」、控室も休息できるような環境にない
K-POPアイドルは「カムバック」すると、当然のように体力的にきついスケジュールになることは、以前から問題視されて来ました。
(アイドルA)音楽番組に出るとなれば、月曜を除いて「最大6日間連続」でスケジュールが割り当てられる。(カムバック期間に入ると)少なくとも1週間~最長3週間まで活動するが、体調管理に大きな困難がある。
また、午前中からリハーサルがあり、2回(ドライ&カメラリハ)、そして本番(午後)、エンディング出演を含めると、1回の番組出演で、計4回はステージに上がることになりますが、その間の待ち時間が長いことも問題視されています。
待機時間も千差万別で、ひどい場合だと「10時間待機」という日もある。
控え室の環境も休憩に適しておらず、有名なアイドルグループの場合、控え室の外を自由に歩き回ると、事故が起きる可能性もあるため、行動も制約される。控え室の外にすら、むやみに出ることもできない。
このため、せっかくのファン待望のカムバックであっても、体調不良で休養に入るメンバーが出てしまうことが指摘されています。
ただ、音楽番組出演はやはりアイドルとファンとの貴重な交流の場、新たなファンを開拓する機会にもなるため、「(YouTubeなどの)独自コンテンツ」に移行すればいい、という単純な問題では無いという意見もあります。
なかなか難しい改善対策
最近では、出演者の健康を考慮するシステム改善策として、一部の番組で「ドライリハーサルとカメラリハーサル」を同時に行って時間を短縮している番組もありますが、それでも待ち時間が長いのは変りがない状況です。
「待ち時間問題」について、番組関係者からは改革が難しい状況が明かされています。
音楽番組は、1回で15~20組が出演するため、各歌手ごとに短いリハーサル時間「6分ほど」を割り当てたとしても、それでも総リハーサル時間は長くなってしまう。
と、出演者数的に、リハーサルが長くなってしまうことが指摘されています。
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