どっちが違法?HYBEがミン代表らの「横領行為」指摘 vs ADOR「脅迫的な業務妨害!」さらに対立深まる

双方、反論 vs 反論で対立がさらに深まる

HYBE側、ADORミン代表も黙認「横領」を問題視

現在、HYBEが代表であるミン・ヒジン氏解任のため、証拠集めをしている傘下レーベル「ADOR」について

ADOR側がHYBEによる監査が違法だと指摘しています。

(監査チームは)5月9日の午後7時頃、ADORのスタイルディレクティングチーム長に対する監査を始めた。

監査は5時間以上、5月10日午前0時を過ぎる時間まで続き、さらに会社内で業務中だった同職員の自宅にまでついて行って、ノートパソコンはもちろん、会社が所有していない個人の携帯電話まで要求するなど、業務の範囲を越えた監査を行った。

それだけでなく「協力しなければ警察に行かなければならない」という非常に深刻な脅迫までするなど、監査の権限を乱用し、職員に心理的プレッシャーを与える非常識な行動をとった。

「早朝からスケジュールがある」と伝えたにもかかわらず、強圧的な監査を続けたのは、明らかな業務妨害です。

と、脅迫的かつ、非常識な監査により、スタッフが苦痛を訴えていると抗議しています。

チーム長が数億ウォン私的に受け取る、スタッフみんなの成果では?

これを受け、HYBE側は職員(スタイリストチーム長)の個人携帯電話まで提出要求した背景として

(ミン代表とADOR経営陣との会話を一部公開)監査の過程で、チーム長がミン・ヒジン代表承認のもと、外注業者から数年間にわたり、数億ウォン(数千万円)台の金品を受け取っていたことを認めたため。

この件が発覚した当時、HYBEのHR部が問い合わせをすると、本件の重大性・違法性を知りながらも、「大したことではない」かのように言い逃れた。

この件は内部スタイリストが取引先から「直接、報酬を受け取っていた」として問題視されています。

(ADOR側)同費用は、会社の売上として記録されるものではなく、広告主が外部スタイリストと仕事をする際に支払われる費用のこと。

広告主が同業務を行ったスタイリストに支給するもので、このような費用の受領については、代表、副代表、スタイリストが話し合い、効率性とクオリティの面で「内部スタイリストが作業した方が良い」と判断した場合は、これに対する代価を広告主から正当に支給されている。

(HYBE側)「能力の高い“内部”人材があげた成果報酬は、“外部”から直接受け取ることは正当」との主張は、不合理な詭弁であり、違法。

柔軟な報酬体系が必要ならば、まずは会社が受け取り、再びインセンティブとして正当に支給しなければならない。当初、この件は今年2月に当該チーム長のインセンティブが「0ウォン」に設定されていることを不思議に思ったHYBEのHRチームが、ADORに問い合わせたことで認知した。

当時ADOR側は『慣行だ、改善しようと思う』とだけ回答し、何の疎明資料も提出しなかった。その後、監査の過程で発見した状況証拠を確認した後、深刻な不正行為があったことを把握した。

(あくまで業務は)アシスタントを含めた、会社のチームで行ったことであり、利益をチーム長だけが私的に受け取ることは問題で、これはミン代表も十分に認識している部分です。

なぜ会社用メッセンジャーを使って業務連絡しない?と反論

それを踏まえた上で、このスタイリストチーム長を含めたミン代表らは、本来、業務連絡に使用すべき「会社規定のメッセンジャー」ではなく、カカオトークを使ってやり取りしていたことで、今回の私用携帯電話の提出要請になったことを説明しています。

また、スタイリストは女性であるため、自宅までの同行もHRの女性スタッフが付き添い、「まったく強圧的ではない雰囲気で行われた」として反論、むしろミン代表自身が

身元が徹底的に保護されるべき「チーム長クラス」の社員のことまで前面に話題に出したことに、改めて強い遺憾の意を表します。

と、ミン代表側がチーム長に行われた内部監査の内容までも暴露したことを批判しています。