NewJeansメンバーにCIRCLEチャート側「自覚もって」
所属するADORとの契約を記者会見でメンバーが一方的に解除宣言したNewJeansについて、韓国の芸能関連団体が次々に批判声明を出し、広告契約などが終了する事態となっています。
昨日(13日)、大手チャート「CIRCLEチャート」を運営する「社団法人 韓国音楽コンテンツ協会」が、NewJeansとADOR間で繰り広げられている法的紛争に対し
大衆音楽産業界で問題となっている「タンパリング(契約期間中の他社との接触違反)」の試みに対し、深い懸念を示す。
これを根絶するため、強力な措置を取る。
メンバーだけでなく、ミン・ヒジン氏、政府にも要請
また、NewJeansメンバーだけでなく、育ての親であるミン・ヒジン氏、そして政府関係者にまで向けた内容で公開されました。
(ミン・ヒジン氏に対し)タンパリング疑惑や、前所属事務所に対する背任行為など、数多くの疑惑が提起されている。マスコミを煽って世論形成を図ったことにより、事実関係に基づかない多くの推測だけの記事が飛び交っている。
この8ヶ月間にわたる騒動による業界の疲労感はあまりに大きく、我々はこれ以上のマスコミを通じての事件の内容に触れることを望んでいない。ミン・ヒジン氏には扇動的で曖昧な回答で回避せず、正確な事実を明らかにし、現在の論争を終結させて欲しい。
(メンバーに対し)専属契約の忠実な履行を担保し、事務所との真摯な対話を通じた協議を求める。合意点を導き出せなかった場合は、司法の判断を謙虚に待つべき。
韓国音楽産業にはNewJeansの皆さんだけが存在しているわけではない、様々な先輩アーティスト、他事務所の役員に職員、NewJeansの皆さんを見て夢を育てている同僚や後輩アーティストなど、みなそれぞれの場所で最善を尽くしています。
K-POPを代表するアーティストである「NewJeans」による影響が、決して小さくないことを改めて自覚し、マスコミ報道に対して慎重になって欲しい。
(国会・政府関係者に対し)「タンパリング根絶」のため、法と制度の改善を政府に強く提案する。
チャート除外・授賞式などへの出演停止措置、強い危機感
芸能関連団体は「タンパリング」行為に対する危機感を強めているとして、「CIRCLEチャート」が集計データを提供している各音楽番組(「M COUNTDOWN」「ミュージックバンク」「音楽中心」「人気歌謡」「THE SHOW」「SHOW CHAMPION」など)に加え
関連する授賞式(「CIRCLE CHART MUSIC AWARDS」「MAMA」「Golden Disc」)などからも除外する方針を発表しています。
今後の動きによっては、タンパリング疑惑が提起された事務所及び、関連アーティストのアルバム、音源の売上を「CIRCLEチャート」集計から除外する可能性がある。
加えて、運営する各主要音楽授賞式についても、出演の停止をかける方針
と、契約関係を無視する違反者には今後、強く対応していく方針を明らかにしています。
NewJeansの広告契約、どこと交渉すれば?広告業界も困惑
メンバーの一方的な契約解除宣言は音楽関連だけでなく、広告業界にも影響が出ており、NewJeansがイメージキャラクターを務めて来た「新韓銀行」が、今月で契約終了することが報じられています。
「新韓銀行」がNewJeansとのモデル契約を今月で終了し、再契約しないことにした。
そもそも現在の専属契約紛争で広告主側がどこと交渉すればいいのかすら分からず、困惑している状況