韓国民主党 議員「BTSを無報酬で海外広報に」提案が物議
韓国民主党のノ・ウンレ最高委員が本日(5日)
K-POPブームの主役である防弾少年団(BTS)に対する「兵役特例」を公論化しよう
と提案しました。
ノ最高委員はこの日、最高委員会議で
防弾少年団はビルボードで1位となり、1兆7000億ウォンの経済波及効果を出した。韓流伝播と国威宣揚の価値は推定すらできないほど。これから我々は、防弾少年団の兵役特例を真剣に論議しなければならない。
神聖なる国防の義務は、大韓民国国民に与えられた使命ではあるが、皆が必ずしも銃を持たなければならない、というわけではなく、現在、専門研究員、芸術体育要員の代替服務制はあるが、BTSのような大衆文化芸術は該当していない。
しかし、韓流こそ未来の国家戦略産業であり、芸術・体育分野が文化発達と国威宣揚の側面で恩恵を受けているのなら、防弾少年団こそ、まさにその当事者にならなければならない。
続けて、国民からの「客観性」「公正性」への批判や指摘について
複数の専門家で行われた「文化芸術、公的審議会」を設置して判断すれば良い。海外での「独島(竹島)広報」のような国家的な広報活動に、一定期間、無報酬で参加させ、その価値を活用する方法もある。
と、提案し、波紋を広げています。
メンバーの意見を無視した突然の提案に反論
この提案が明らかになると、正義党のキム・ジョンチョル議員はすぐに自身のSNSを通じて
BTSのファンである「ARMY」の一員として、ノ議員の提案に反対する。BTSメンバーらは、本人が兵役を誠実に履行する。と既に数回にわたって明らかにしており、他の青年らとの公平性問題が大きく提起されている。(ノ議員の発言によって)また不必要な論争に巻き込まれる可能性がある。
イベント的な兵役特例ではなく、青年たちの軍服務期間について、もっと真剣に議論するべきだ。
と、BTSメンバー自身は、特例や免除を望んでいないにも関わらず、このような提案をするべきではない、と意見しています。