K-POP界「Withコロナ」を歓迎
新型コロナウイルス拡散以降、打撃を受けていた歌謡界が、イベント規制の緩和を受け、活気を取り戻しつつある。
特にアルバム売り上げがボーイズグループより低いガールズグループにとって、公演やイベント出演は重要で、「Withコロナ」にシフトし、大型フェスティバル・イベント計画が進行するようになった今、新人グループのデビュー準備も相次いでいる。
OH MY GIRLは今年、学園祭への出演を2年ぶりに果たした。先日の明知大学に続き、今週は嶺南大学など、新型コロナウイルス拡散以降、中止されていた大学イベントも再開し、人数制限はあるものの、歌謡界、特にガールズグループや新人グループを抱える事務所からは、「Withコロナ」を歓迎する声が大きい。
ガールズグループはイベント収益が重要
ボーイズグループはファンダム力を武器に、数十万~数百万枚まで、CDを売り上げるのに対し、ガールズグループは大衆の愛を武器に、イベントなどで収益を上げる傾向が強い。
歌謡関係者
ガールズグループはアルバム販売量による収益を期待してローンチしない。ボーイズグループはアルバムをたくさん売ることを期待するが、ガールズグループの場合、イベントやコンサートなどの「付加事業」がはるかに重要となる。
ところが昨年、コロナの影響でイベントやコンサートが全て姿を消し、ガールズグループの事務所は程度の差はあれど、全て打撃を受けた。
金融監督院電子公示システムによると、人気ガールズグループ「MAMAMOO」の所属事務所RBWは、イベント・放送出演料などを合わせた「マネジメント売上」が昨年、58億ウォンとなり、コロナ以前となる前年度の79億ウォンから、26.5%も減少している。
ある女性歌手は
(コロナの影響で)みんな大変。仕事が無いせいで、萎縮し、気持ちもダウンしがち。みんなで『1年、耐えよう!』『2年、持ちこたえよう!』といった状況。
新人ガールズグループ準備中の事務所関係者
アルバム販売量だけで収益を出せるTWICE、BLACKPINK、IZ*ONEといった、人気グループには支障は無かっただろうが、ほとんどのガールズグループはオンラインイベントの出演オファーすらもらえず、損益がマイナスにならざるを得なかった。
「Withコロナ」となり、イベントなどが正常化するのではないか?と考え、来年を見据え、新人グループの準備に入るところも増えている。