ADOR理事会、ミン・ヒジン代表を電撃解任
HYBEと傘下レーベル「ADOR」代表のミン・ヒジン氏との対立が勃発して4ヵ月、1度はミン氏側の裁判所への仮処分申請が認められ、臨時総会(5月31日)での解任を回避したミン代表でしたが、昨日(27日)、ADOR側が
本日、取締役会が開かれ、ADORのキム・ジュヨン社内取締役を新代表取締役に選任した。
と発表しました。
ミン氏、さっそく「違法!」と強く反発
続けて、ミン氏の今後については
代表取締役からは退任しますが、社内取締役職は継続され、「NewJeans」のプロデュース業務もそのまま担当します。
と、社内には残ることが明かされていました。
しかし、翌日となる今日(28日)、さっそくミン氏側が昨日の決定が違法であるとして、強く反発しています。
今回の解任決定は株主間契約と議決権行使禁止仮処分決定に正面から反する違法な決定
また、ADOR理事会が「プロデューシング業務を担当させる」と、一方的に通知して来ただけ
通常「理事会」は1週間前に各理事に通知し、招集することになっているが、(ADOR理事会は)先日の臨時株主総会で、理事会招集通知期間を「1日」に変更する定款改正があった
代表理事解任を念頭に置いて、時間的な余裕を与えないための事前措置だと強く疑われる。
「ADORとNewJeansの未来のため」最善の選択と説明
今回の議題についても、議長のキム・ジュヨン氏から、直前の24日に「『代表理事変更』が案件である」と、通知されたばかりだったとして、手続き上の問題も指摘しています。
なお、ミン氏からの強い反発について、新体制となったADOR側は
ミン前代表も参加した中で、理事会は十分な議論を経へ、今後のADORとNewJeansの未来のため、最善の選択をした。
と説明しています。
ミン氏自身も、裁判所への仮処分申請が認められ、5月の解任を回避できた際、自身の勝訴宣言と共に、HYBEへの和解提案までしていましたが、NewJeansの大型単独イベント「東京ドーム公演(6月26・27日に無事終了)」を控えた状況だったことで、7月以降の状況は不透明な心境を明かしていました。