「2段階目」で音楽番組・ドラマの撮影中止相次ぐ
韓国国内で新型コロナウイルスが再拡散している状況を受け、韓国テレビ業界が「オールストップ」する危機に直面している、ドラマ撮影だけでなく、音楽番組でも緊張が高まっている。
最近、政府が「社会的距離の確保(ソーシャル・ディスタンス)」を2段階に引き上げたことで、放送界が止まりつつある。ドラマやバラエティーの撮影が延期されたり、次々とキャンセルされている状況になっている。
また、音楽番組も新型コロナウイルスの影響で、従来のように舞台を飾ることが難しくなった。歌番組の特性上、グループ単位で出演者やスタッフが集まるため、進行が困難となっている。この状況を受け、各テレビ局では、放送中止および、「アンタクト(非対面)」進行でなんとか進めている。
「THE SHOW」は25日、放送中止を宣言した。今月20日、SBS社屋で感染者が出たため、予防のためにこのような決定を下した。今後の予定について、SBS側は「9月1日の生放送進行、メディアオープン進行についてはまだ未定、決まり次第お伝えする。」
Mnet「M COUNTDOWN」も27日に中止を発表した。音楽番組だけでなく、ドラマ、バラエティーなどの撮影中断を発表しているCJ ENM側は「新型コロナウイルスが急速に拡散している状況であるため、万全を期す。」と、生放送ではなく、過去放送分の放送を発表している。
地上波音楽番組は「3段階」引き上げ懸念
また、地上波テレビ局の音楽番組である、KBS「ミュージックバンク」、MBC「ショー 音楽中心」、SBS「人気歌謡」については
新型コロナウイルスの推移を注意深く見守っている。同じ空間に出演者が50人以上、留まらないよう、動線を調整しながら安全順守で進行中。
と、同一空間に50人以上が集まらないよう工夫しながら、放送を継続していると、現在の対策を明かしたものの
しかし、政府が「社会的距離の確保(ソーシャル・ディスタンス)」を3段階目に引き上げる可能性も出て来ていることから、番組関係者からは
現在は、防疫指針(2段階目)を徹底的に守る方向で番組収録を進めているが、状況の変化によっては、放送するかどうかも決めなければならない。