BTS「兵役特例」肯定の流れに同世代男性から反発意見
BTSの「兵役特例」に対する議論が再燃している中、BTSメンバーと同世代となる「2030(代)」男性から、「特例」への反発意見が起こっています。
現在、世論や政府関係者などから「大衆文化芸術家にも兵役免除の恩恵が必要」との肯定的な意見が増えている中、「2030男性」を中心にネット掲示板やSNS、議員へのメッセージなどを通じて、反対する意見が複数届いていることが報じられています。
ネットユーザーA氏は、ソン・イルジョン議員(兵役法改正案を発議)の秘書官と6分51秒間、話した内容を公開
20代初めの、何も持っていない青年たちですら義務を果たすため入隊するのに、なぜ本人たちの栄達のため、芸能活動をした芸能人に特権を与えなければならないのか?
20代初めの財産が一銭もない、脳腫瘍癌患者たちですら義務を果たすため入隊する。なぜBTSは論外なのか?BTSが具体的に何の「国威宣揚」をしたのか分からない。
(秘書官が)該当意見をまとめ、ソン議員に直接報告すると言ったので、待つ。
「逆差別」と、新大統領のキャッチフレーズにも失望
また、他にも複数の20代・30代の男性ネットユーザーからの意見が掲載されています。
<B氏>
「国民の力」を支持する20代です。(BTS兵役特例法は)代替服務すら無くす方向で進められている、現在の政策基調に合っていない。兵力が不足しており、健康に問題がある人ですら今は手当たり次第、徴集されている状況なのに。
「公正と常識(ユン・ソギョル新大統領のキャッチフレーズ)」に歓呼した青年男性層、特に現役兵や近く入隊を控えた青年たちが失望するだろう。
<C氏>
「国民の力」支持者の30代です。個人の利益を追求する大衆音楽歌手が軍免除を受けるなら、軍隊に行ってきた平凡な20代男性への逆差別です。BTSが国威宣揚したと認めても、それを数値化する基準がないのが問題。
<D氏>
「一等市民」は優秀だから免除し、「二等市民」はみな軍隊に行け!ということか?このまま行けば、誰かは行き、誰かは行かなくていい、という曖昧な状況が起きそうだ。
「BTS軍免除」を通じて、軍隊に行ってきた青年らの剥奪感は言い表せないだろう。人口減少で兵役問題は深刻化しているのに、解答は出さず特恵だけ適用するなら、義務を履行する若者たちがどのように感じるのか、想像したのか?