SMエンタの新体制発表、イ・スマン氏は知らずショック、と報道
SMエンターテインメントが創業者であるイ・スマン氏の影響力から脱する新体制や、カカオとの提携でイ・スマン氏と並び、カカオが2大株主となる新事業計画を次々と発表している中、その動きに反発する意見や、イ・スマン氏本人が知らされておらず、現在ショックを受けている、と報じられています。
このような不意打ちのような動きに、SMエンターテインメントで17年間所属する、歌手兼俳優のキム・ミンジョンが公開的に会社側を批判しました。
関係者によると、5日、キム・ミンジョンはSM全社員に向けメールを送信。これまでSMが続けて来たイ・スマンプロデューシングの終了を意味する、新体制「SM3.0」の内容について、激しく非難しました。
(イ・ソンス、タク・ヨンジュン共同代表の発表について)イ・スマン先生のため、SM家族のため、という話とは異なり、先生とのすべての対話を中断し、内部といかなる相談もなく、一方的な発表と別れを告げた。
正社員年俸交渉時期よりはるかに早い現段階で、突然、イ・スマン先生の秘書室だけを除いた全社員に年俸の引き上げ案を出した理由は何だろうか?何をそんなに急いで、恐れて理事会を旧正月当日の午前、皆が祭祀を行い、新年の挨拶をする時間に夜逃げするように処理したのか。
俳優であり、歌手として私をはじめとするSMアーティストの活動には先生のプロデューシングと感覚的力量が必ず必要だ。(イ・スマン先生の)足りない部分は、共に満たしていけば良い。
SM内部でも新体制に支持派と反対派
共同代表の2人について、イ・ソンス代表はイ・スマン氏の親族(甥)で、、タク・ヨンジュン代表はマネージャーから出発し、長い間イ・スマン氏を支えて来た存在です。
イ・スマン氏は3日に共同代表の2人が発表した、新体系「SM 3․0」に大きなショックを受けているとされ、現在は会社にも姿を見せず、来月予定されている株主総会で、大株主としての意見を出す案を苦心している、と報じられています。
また、新体制を発表したSM内部について
(支持派)
大きな変化なく、今後の市場では淘汰されてしまう。過去の栄光に甘んじず、気を引き締めなければならない
今や時価総額・営業利益でHYBEの半分にもならない、3等会社に落ちた、よほどの体質改善をしなければ追いつけない
と、「イ・スマン退陣」を支持する意見と、キム・ミンジョンのように、1995年の創業から27年間、総括プロデューサーとしてのイ・スマン氏の力を今後も必要とする意見など、内部でも意見が分かれている状況だと報じられています。