SM社員の85%が現経営陣側を支持
SMエンターテインメントは現在、現経営陣とkakao、創業者であるイ・スマン氏とHYBEとの、今後の経営権を巡る争いの渦中ですが、匿名コミュニティでのSM社員へのアンケートで
現経営陣の提案を支持 85%
HYBEによる買収を支持 15%
と、社内では圧倒的にHYBEを敵対と見る意見が広がっていることが明らかになりました。
共同代表を含む理事など、上層部の25名がHYBEの買収を「敵対的M&Aに反対する」と表明しています。
SMのアイデンティティが失われる?アーティストは見守る姿勢
また今回の買収騒動は、K-POP文化の中心である「ファンとアーティスト」が完全に置き去りにされている状況となっています。
K-POPのライバル同士であり、トップ2の会社が合わさることでの競争力の低下、特にSMがHYBEの傘下レーベルに組み込まれることへの抵抗感が強くなっています。
今後のアーティストの再契約やカムバック計画も不透明になる可能性があり、特にSMには東方神起、SuperJunior、SHINee、EXOなど、10年を超えた「長寿ドル」が多く今も所属している。
HYBEが介入してくることで、彼らが窮屈に感じるか、または自由な活動への懸念から、メンバーの再契約も不透明となる。
元々ライバル関係であったため、SM所属アーティストにとってHYBEの傘下になることを歓迎しない意見が出て来ることが指摘されています。
同様にファンからは
(東方神起の古参ファン)
SMアーティストと音楽は色がはっきりしていて、一度SMグループを好きになれば、他グループまで、あたかも『家族』のように応援し、ファン同士が一丸となる傾向がある。
今回のHYBEの買収でファンの結束力まで失われるのではないか?と心配になる。特にライバル会社にSMが渡ったということに「プライドを傷つけられた」と話すファンも多い。
また、「SMP(SM Music Performance)」SM音楽の創始者である、ユ・ヨンジン理事が離脱を予告するなど、SM内部でも分裂する動きがあり、SMがこれまで構築して来た「世界観・音楽性」まで失うことを心配する意見が集まっています。
HYBEの「SMアイデンティティの維持」声明が必要か
HYBEの介入により、グループカラーが画一化されたり、グッズなどの価格策定に変化が出るのではないかとの意見も
ファンは自分たちが好きだった「SM」のアイデンティティが揺らぐことを心配している。
ファンは応援するアーティストの意見を知りたい部分ではあるが、アーティストの立場としては、今はまだ「誰の側に立つべきか?」で混乱しているのだろう。
特にアーティストの影響力はファンダムをも大きく動かすため、「自分たちの発言1つ」で大きな影響が出るのを理解し、見守っている
憂慮するファンや所属アーティストの心を静める意味でも、筆頭株主であるHYBE側が何らかの形で株主総会前までに、声明や、各レーベルの運営方式について考えを伝える可能性がある。