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韓国で「J-POP解禁」20年での変化(日本でK-POPが売れ、韓国でもJ-POPアーティスト人気で相乗効果)

韓国にもファンが多い「YOASOBI」

韓国で日本語CD完全解禁から20年

韓国で日本の大衆音楽が完全開放(日本語のCD発売許可)されてから20年が経過し、現在の状況が話題になっています。

今月16日・17日の2日間、日本の人気アーティスト「YOASOBI」が韓国での初単独公演「YOASIA TOUR 2023-2024 LIVE IN SEOUL」を開催しました。当初1日の予定だった公演ですが、チケットが即完売したことで、2日公演となるほどの人気となりました。

日本CD解禁のタイミングで、むしろ日本で「韓流ブーム」に

新年を迎えると、ちょうど韓国で日本の大衆音楽の完全開放から20年を迎えます。

解禁前、一部の関係者からは、米国に続き世界2位の音楽市場を持つ日本の音楽市場に、国内市場が侵食されるのではないか?と憂慮する声もありました。

しかし20年が経った現在、日本でK-POPが人気となり、また日本の次世代人気歌手が韓国公演を行うなど、共に成長している姿が注目されています。

2004年、韓国で日本の歌手が制限なく国内でアルバムを販売できるようになりました。これにより、以前から韓国でも人気があった、X JAPAN、宇多田ヒカル、DREAMS COME TRUEなどのCDが正式販売されました。

一部でこの解禁により、国内市場に日本歌謡界の影響が大きくなる、と危惧する声もありましたが、ちょうどそのタイミングで、ドラマ「冬のソナタ」が日本で人気となり、また、BoAが日本市場で大成功を収めるなど、むしろ日本で「韓流ブーム」が起きました。

(当時)日本語アルバムが入ってきたからといって、直ちに国内市場が浸食されるというわけではないが、韓国の数倍以上の規模を持つ日本レコード産業資本が入ってくれば、低迷している国内アルバム市場が瀕死状態に陥るのではないか?と懸念された。

日本でK-POP、韓国でJ-POPを聴く、相乗効果

当初は心配されていた解禁ですが、様々な相乗効果が生まれています。

例えば、2004年に大ヒットしたドラマ『ごめん、愛してる』には、中島美嘉の「雪の華」が挿入歌としてカバーされ、ヒットしています。

K-POP歌手の日本進出も当たり前となり、今では日本の年間ランキングにK-POP歌手のアルバムが上位に並んでいます。特にBTSは外国人アーティストながら、2021年・2022年、日本の年間ランキングで2年連続1位となる記録も残しています。

韓国でも、昔ならX JAPAN、L’Arc〜en〜Ciel、安室奈美恵、そして現在、YOASOBI、RADWIMPS、imase、などが人気です。

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