「B」「T」「S」観光地無断利用にHYBEがNO!
韓国の各地に現在、世界的な人気グループとなったBTSのグループやメンバー「ゆかりの地」が観光利用され、造形物などが設置されていることをHYBE側が問題視し、撤去要請の公文書を送ったことが明らかとなりました。
昨年末、HYBE側から「知識財産権侵害」通知
はじめにHYBEが撤去要請を出したのは、三陟市にある「孟芳海水浴場」
浜辺には「B」「T」「S」のアルファベット造形物が立ち、フォトゾーンとして観光地化していましたが、昨年12月21日、HYBE側から市に「BTS関連の造形物を全て撤去して欲しい」との公文書が送られて来たことで、今週中の撤去工事が決まっています。
当初、HYBE側からの「知識財産権侵害」との通達に、市側も協議を試みたものの、最終的に決裂したことが明かされています。
「公共利益でもダメ?」自治体側は協議求めるも「前例なし」
他にも、韓国国内でMV・ジャケット撮影などで利用された「BTSゆかり」の地には、ファンが「聖地」として多く訪れるようになったことで観光地化され、造形物や壁画などが後から建った場所があります。
自治体側は存続希望のため、HYBE側にお願いしたものの
これまで前例がない
と、協議すらできなかったことを明かしており、このような対応に一部から不満の声も出ています。
撮影で使われた場所を「BTSの聖地」としてファンが訪れてくれるようになったため、自治体レベルで公共の利益のため、造形物や壁画製作を行ったのだが、これを制止するのは過度な処置だ。
しかし法律上、このままHYBEが止めない限り、今後も無分別に広がり続け、「BTS」の知的財産権を守ることが困難になることも指摘されています。
(HYBE関係者)政府部署・地方自治体・公共機関などで、当社所属アーティスト名など当社の知識財産権を利用する街づくり、造形物、壁画製作に対し、原則的に許可していない。
アーティスト知識財産権保護のための措置であり、持続的管理が難しくなればアーティストイメージにも良くないという点を考慮したもの。
これからどんどん撤去に?「条件付」で協議もとめる
全国には三陟市以外にもBTSに関連した造形物を設置している場所が複数あるため、今後もHYBEは対応していくものと見られ、ある自治体関係者
(BTSの観光利用は)外国人観光客の誘致など、地域観光と密接な関連があるだけに、持続的な管理を条件にした協議をして欲しい
と明かしています。