BTS V出演、IU 新曲「Love wins all」が物議!障害者・性的少数者卑下と指摘(MV監督はわかってない?)

題名・映像コンセプトなど、議論となっている「Love wins all」

IU、新曲「Love wins all」公開

IUが約2年ぶりのカムバックを控え、先行公開曲「Love wins all」MVを公開しました。

同MVは、『オールド・ボーイ』などで知られるパク・チャヌク監督の助監督を務めてきた、気鋭監督オム・テファ(最新映画「コンクリート・ユートピア」)が演出を手掛け、恋人役にはBTSのメンバー・Vが出演したことで、話題となっています。

「Love wins」から急遽題名変更など、公開前から騒動

「Love wins all」についてIUは

愛することを妨害する世界で、最後まで愛するため努力する人々の話を盛り込んだ曲

(題名に「all」を追加した理由)嫌悪のない世界で全ての愛が勝つことを、誰も傷つかず、この曲の意味が伝わることを心から願っています。

同曲の題名は当初「Love wins」と予告されていましたが、「Love wins」が性的少数者が差別と闘う時に使われる慣用句であり、「性的少数者を支持するスローガン」だと知られると、ネット上で

IUが表現しようとする歌の世界観とは合わない意味を持っている言葉

(曲名になってしまうと)該当スローガンの本来の意味が薄れてしまう可能性

などが議論となっていました。その後、先週19日に急遽題名に「all」を付けた現在のタイトルに変更されています。

題名に続き、MVのコンセプトも議論に

しかし24日、MVが公開されると、今度は映像内容への議論が起こっています。

恋人役の2人は共に、耳や目が不自由な役柄を演じており、ビデオカメラを通じて「健常者カップル」の愛を夢見ているかのようなコンセプトとなっていますが、オム・テファ監督は演出への非難について

劇中で2人を追う「キューブ」の正体は、主人公たちへの差別、日常の中にあふれる色々な差別と抑圧などを意味している。

と説明、しかしこの演出自体、IUが曲名を変更するほど重要視した「嫌悪のない世界」に反し、監督は「誰かを卑下する目的」でMVの演出をしているとして、そもそもIUの目指す曲のイメージと合っていないことが指摘されています。